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肥満症/メタボリックシンドロームの調査・統計

メタボリックシンドローム対策「既にできている」のは男女とも3割弱 厚生労働省「平成21年 国民健康・栄養調査の概要」より

カテゴリー: 肥満症/メタボリックシンドローム 数字・検査値 国民健康・栄養調査(厚生労働省)

 「体重管理を実践しようと心がけている」と回答した者の割合は、男性67.8%、女性75.6%であり、前回調査(平成16年、以下同じ)に比べ男性で7.0%、女性で5.8%増加している。年代別にみると、男性の20歳代のみ前回調査を下回っているが、その他の年代では軒並み増加している。

 肥満者(BMI≧25)のうち、「メタボリックシンドロームの予防や改善のために適切な食事や定期的な運動をすること」について、既にできていると回答したものは男性で27.5%、女性で24.2%と男女とも3割に満たない結果となった。男性では「するつもりがあり、頑張ればできる」(42.6%)、女性では「するつもりはあるが、自信がない」(44.1%)と回答した者が最も多かった。

 肥満者(BMI≧25)の割合は、男性30.5%、女性20.8%であった。男性の20〜60歳代では、肥満者の割合が前年に比べ2.1%多くなっているが、平成12年以降、それ以前の5年間に比べ肥満者の割合の増加傾向が鈍化している状況にあることには変わりがない。なお、女性の40〜60歳代では、前年と比べ横ばいである。

 年齢別にみてみると、男性では40〜49歳(36.2%)に最も多く、30〜39歳(34.8%)、50〜59歳(33.3%)であるのに対し、女性では70歳以上(26.5%)が最も多く、60〜69歳(24.9%)、40〜49歳(20.0%)という結果だった。一方、やせの者(BMI<18.5)の割合は、男性4.4%、女性11.0%であった。女性では、20歳代(22.3%)でその割合が最も高く、前年に比べ横ばいである。

●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ記事掲載ページ

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2024年12月02日
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2024年12月02日
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2024年10月15日
メタボリックシンドロームが強く疑われる人は、男性 4.3%、女性11.3%。予備群の人は、男性 4.3%、女性11.3% 令和1年(2019)「国民健康・栄養調査」の結果より

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2024年12月02日
日本人成人で十分睡眠がとれている人は74.9%。4人に1人は慢性的な不眠 令和5年(2023)「国民健康・栄養調査」の結果より
2024年12月02日
歩数の平均値は、男性6,628歩、女性5,659歩。有意に減少 令和5年(2023)「国民健康・栄養調査」の結果より
2024年12月02日
運動習慣のある人は、男性で36.2%、女性で28.6%。男性30歳代、女性20歳代が最も低い 令和5年(2023)「国民健康・栄養調査」の結果より
2024年12月02日
「友人」「知人」との共食頻度が「年に1回程度」以上と回答した人は、それぞれ 19.0%、65.2%
2024年12月02日
食生活改善の意思は、「改善するつもりはない」が最も多く、次いで「関心がない」 令和5年(2023)「国民健康・栄養調査」の結果

調査項目で見る ▶ 数字・検査値

2024年12月02日
総コレステロール値が240mg/dL以上は、男性10.1%、女性23.1%。non-HDLコレステロール平均値は、男性139.0mg/dL、女性143.5mg/dL 令和5年(2023)「国民健康・栄養調査」の結果より
2024年12月02日
収縮期(最高)血圧の平均値は、男性131.6mmHg、女性126.2mmHg。140mmHg 以上は、男性27.5%、女性22.5% 令和5年(2023)「国民健康・栄養調査」の結果より
2024年10月16日
特定健診(40~74歳)受診者約3,017万人のうち、メタボリックシンドローム該当者は16.6%(男性13.3%、女性3.2%)、予備群該当者は、12.3%(男性 9.7%、女性2.6%)  令和4年(2022)「特定健康診査・特定保健指導の実施状況」の結果より
2024年09月06日
65 歳以上の高齢者の低栄養傾向の人は、男性12.9%、女性22.0% 令和4年(2022)「国民健康・栄養調査」の結果より
2019年10月04日
収縮期血圧が140mmHg 以上の者の割合は男性37.0%、女性で27.8% 
平成28年(2017) 「国民健康・栄養調査」より