2002年08月01日

高尿酸血症は動脈硬化性疾患の独立した危険因子である可能性が濃厚　日本痛風・核酸代謝学会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第１版」発行

カテゴリー： 脂質異常症（高脂血症）

　痛風発作や痛風結石なくても尿酸降下薬による治療をすめる基準として、血清尿酸値が９mg/d L以上の場合のほか、血清尿酸値が８mg/dL 以上で合併症（腎障害、高血圧、高脂血症、虚血性心疾患、糖尿病、肥満など）や家族歴がある場合をあげています。

　高尿酸血症が動脈硬化性疾患の独立した危険因子かどうかについては、現時点では明らかではないものの、その疑いが濃厚、としています。このため、高脂血症の人で高尿酸血症以外には危険因子がない人の場合でも、血清脂質は総コレステロール 220mg/dL 未満、中性脂肪150mg/dL 未満、ＨＤＬコレステロール 40mg/dL 以上を目標に管理することを推奨しています。

●詳しくは、痛風研究会のホームページへ→トップページ／記事掲載ページ