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現在たばこを吸わない人の8割が他人の喫煙を迷惑に感じている一方、喫煙者の65パーセントは迷惑と感じない 厚生省「平成8年 保健福祉動向調査の概況」より

カテゴリー: 肺がん

 厚生省発表の「平成8年 保健福祉動向調査の概況」のなかから、喫煙に関する項目をみてみると、男性の喫煙者率は 55.1パーセント、女性は 13.3パーセントとなっています。年齢層別にみると、男女ともに若い世代の喫煙者ほど、より若年のころに吸い始めていた傾向があり、20代喫煙者の男性 52.0パーセント、女性 43.6パーセントが20歳未満から喫煙を開始していたと答えています。

 禁煙を試みたものの再びたばこを吸うようになった人の理由としては、男性は‘ストレス解消のため’が 39.3パーセント、‘まわりの環境により’が 28.4パーセント、‘お酒を飲んだときすってしまったから’が 19.7パーセント、女性は‘ストレス解消のため’が 53.0パーセントと半数以上で、‘まわりの環境により’は21.4パーセントでした。

 他人の喫煙に対する気持ちに関する質問では、現在自分か喫煙している人の 64.8パーセントは他人の喫煙を‘迷惑でない’とし、17.4パーセントが‘迷惑である’としています。反対に現在自分が喫煙しない人(以前は吸っていた人を含む)では他人の喫煙を 79.8パーセントの人が‘迷惑である’と感じていて、‘迷惑でない’と答えて人は12.8パーセントと、対照的な結果になりました

●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ記事掲載ページ

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