一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
生活習慣病

睡眠障害

どんな病気?

 睡眠に関係しているいろいろな病気をまとめて睡眠障害と呼びます。ここでは生活習慣病としての側面が強い睡眠障害として、不眠症と睡眠時無呼吸症候群を取り上げて解説します。 不眠症は、眠れないことによって昼間の生活に支障が生じてしまう病気です。高齢になると多くなります。その理由は、歳とともに、目覚めている状態と寝ている状態のメリハリが少なくなることと、加齢によって睡眠の時間帯が早くなることです。そのため、睡眠中に何度も目が覚めたり、まだ朝の暗いうちに目が覚めてしまったりする一方で、昼間にうとうとすることが多くなります。

 一方、若い世代の不眠症の原因としては、タバコやアルコール、カフェインなどの影響、精神的ストレス、夜間シフトのある職業、睡眠環境が良くないといった理由がよくあります。 こうした加齢や生活習慣・環境による不眠症以外に、夜間頻尿やムズムズ足症候群など、なにかの病気による症状が睡眠の妨げになっているケースもあります。

 なお、不眠症は近年、糖尿病や高血圧、うつ病などの発症を増やしたり治療を悪化させる要因として注目されています。

 次に睡眠時無呼吸症候群についてですが、この病気は近年、交通事故のニュースなどでしばしば見聞きするようになりました。夜間、睡眠が浅いため、昼間うとうとしやすく、事故につながりやすいのです。

 睡眠時無呼吸症候群はいくつかのタイプに分けられますが、一番多いのは、睡眠中に喉の気道が周囲の組織に圧迫されて呼吸が止まるタイプです。このタイプは肥満の人に多く、生活習慣病の一つと言ってよいでしょう。肥満以外には、下あごが小さいことが関係している場合や、中枢性の原因(脳から出る呼吸の指令の乱れ)があります。 睡眠時無呼吸症候群では、単に昼間の眠気が問題なだけではなく、医学的には、高血圧や心不全などの原因となったり、それらを重症化させることが問題です。

数字で見る睡眠障害

  • 日本人成人の20%が慢性的な不眠
  • 日本人成人の15%が日中に過剰な眠気を感じている

睡眠障害の予防と治療

 「眠れない」というとき、その対策として、まずはじめに睡眠環境をチェックしてみましょう。室内の照明や枕の高さを変えてみたり、就寝の4時間前からはお茶やコーヒーなどは飲まないなどといったことです。また、少しでも長く寝ようとして早く床に着くのは逆効果。むしろ眠れない時には「眠らなければ」と必死になるより「眠くなったら寝ればよい」ぐらいに考えた方が、逆に寝付きやすい傾向があります。そして、朝は早起きして日光を浴びることです。それにより体内時計が正確に時を刻み、快眠につながります。

 このような工夫をしても眠れないときには医療機関を受診しましょう。最近は依存性がほとんどなく安全性の高い睡眠導入剤があります。寝酒としてアルコールを飲むことのほうが、薬よりも依存性を生じやすく、また、夜間頻尿につながり余計に睡眠が妨げられるというマイナスの影響もあります。

 睡眠時無呼吸症候群の治療は、それが肥満によるものの場合、減量が基本です。より積極的な治療としては、睡眠中にマスクをつけて器械から空気を送り込み、気道が塞がれるのを防ぐ方法や、マウスピースを用いる方法などがあります。

関連する生活習慣病

の数が多いほど関連が強いことを意味します。

★★☆
肥満症は睡眠時無呼吸症候群の主要な原因の一つです。
★☆☆
高血圧や糖尿病の発症やコントロールの悪化に不眠症が関係していることがあります。

さらに詳しく

2015年12月 公開
2019年11月 更新

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「睡眠障害」の調査・統計

2020年12月10日
通院者数の上位は、男性は高血圧症、糖尿病、歯の病気。女性は高血圧症、脂質異常症、目の病気 令和1年(2019)「国民生活基礎調査」より
2017年01月26日
1日の平均睡眠時間は、男女とも「6時間以上7時間未満」と回答した者の割合が最も高い 平成27年 国民健康・栄養調査
2015年12月15日
睡眠で休養が充分にとれていない者の割合は20.0% 平成26年 国民健康・栄養調査
2015年04月14日
男性の37.7%、女性の43.0%が睡眠の質に満足していない 平成25年 国民健康・栄養調査
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