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【健やか21】母子手帳の有用性が示唆―自閉スペクトラム症などの早期発見に(弘前大学)

キーワード: 健診・保健指導 女性の健康

 「健やか親子21(第2次)ホームページ」より、専門職向けの学校保健・母子保健に関する最新情報をピックアップしてお届けします。
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母子手帳の科学的有用性を証明する、重要な第一歩
 弘前大学の足立匡基准教授・橋芳雄准教授(保健学研究科/心理支援科学科/子どものこころの発達研究センター)らは、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の廣田智也先生(医学研究科神経精神医学講座客員研究員)らとの共同研究により、自閉スペクトラム症などの神経発達障害の早期発見における母子健康手帳の活用について調査した結果を発表しました。

 本研究は、青森県弘前市で行っている5歳児健診の二次健診に参加した720名(うち自閉スペクトラム症124名、その他の発達障害331名)を対象に、母子手帳を活用した発達障害の早期発見について検証したものです。母子手帳の発達マイルストーンの項目を4つの領域(運動、社会的相互交流、コミュニケーション、自立)に分類し、非発達障害群と発達障害群、自閉スペクトラム症とその他の発達障害群をそれぞれ比較しました。

 発達障害群と非発達障害群を比較した結果、発達障害群は12カ月時点で自立以外の領域で遅れがみられたとのことです。自閉スペクトラム症とその他の発達障害群との比較では、12カ月時点では明らかな違いはみられなかったものの、24カ月までに自閉スペクトラム症と診断された群は社会的相互交流とコミュニケーションの領域でその他の発達障害群よりも遅れがみられることがわかりました。

 これまでに大きな公衆衛生的貢献を果たしてきた母子手帳ですが、子どもの発達マイルストーンを評価する多くの重要な項目が含まれていたにも関わらず、発達障害の早期発見にどのように貢献するかについては研究されていませんでした。本研究結果は「母子手帳の科学的利用性を証明し得るものであり、今後のさらなる研究に向けての重要な第一歩と考えられる」とのことで、今後の国際研究への発展が期待されます。

【詳細はこちら】
【プレスリリース】神経発達障害の早期発見における母子手帳の活用について(医学研究科)

最新トピックス・イベント(2020年12月17日更新)

・「今、妊娠中のみなさんに伝えたいこと」の掲載について(日本産婦人科医会)
・ウェブサイト「おやこのミカタ」−子どもと向き合うときの「どうしてだろう」が「そうだったんだね」になるヒントがたくさん詰まったウェブサイトーの公開について(セーブ・ザ・チルドレン)
・不妊治療と仕事の両立に関するシンポジウムの開催(オンライン配信)について(厚生労働省)
・小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校において合唱等を行う場面での新型コロナウイルス感染症対策の徹底について(文部科学省)
・記者発表資料「男性不妊について学べる動画を配信します!」の掲載について(神奈川県横浜市)
・不妊治療を受けやすい職場環境整備に向けた今後の取組方針の掲載について(内閣府)
・子ども安全メール「Vol.534 チャイルドシートを正しく使用し安全なお出かけを!」の掲載について(消費者庁)
・「遊戯施設におけるトランポリンでの事故にご注意ください!−骨折や、神経損傷等の重傷例も−」の掲載について(国民生活センター)
・イクメンプロジェクト「男性の家事・育児、育児休業に関するビジュアルデータ」の更新について(厚生労働省)
・学校施設のバリアフリー化等の推進に関する調査研究協力者会議(第4回)配付資料の掲載について(文部科学省)
・「就業継続が可能な看護職の働き方の提案」(案)に対する意見の募集について(日本看護協会)

※詳しい情報は、健やか親子21(第2次)ホームページを参照。

「健やか親子21」とは?母子の健康水準を向上のための国民運動計画

 「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。

 平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(〜平成36年度)が始まりました。

 「健やか親子21(第2次)ホームページ」は、情報収集や情報を共有することによる交流・連携ができる有用なツールとして、様々な活動に役立つことが目的。

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