インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行。今年も第47週(11月20日から26日)において、東京都内のインフルエンザ定点医療機関からの患者報告数は定点あたり1.86人を記録した。これは流行開始の目安となる1.0を超えるもので、すでに学校や社会福祉施設での集団感染事例も11月26日までに95件報告されている。
東京都では、インフルエンザについて情報をホームページ上にまとめ、人気キャラクターのガチャピンとムックが手洗いを分かりやすく解説する動画などを公開。多言語に対応するリーフレットも配布し、広くインフルエンザ予防の啓発に努めてきた。
今年度、作成されたポスターとリーフレットは浮世絵風で、英文で「Protect yourself and others from the flu virus(インフルエンザを予防しましょう)」と大きく表記し、「Cover your cough(咳エチケット)」、「Wash your hands(手洗い)」と予防・まん延防止のポイントも吹き出しで表示。江戸時代の人たちが、手にした手ぬぐいで咳き込む口を押さえる様子などが描かれている。
このポスターは11月20日から約2週間、都内の一部の駅と羽田空港にも掲示。リーフレットと合わせて、医療機関や行政機関、事業者団体などにも配布されるほか、ホームページからダウンロードもでき、担当者は「ご家庭や職場でのインフルエンザ予防にご活用ください」と話している。
東京都福祉保健局「インフルエンザについて」 東京都福祉保健局 インフルエンザ 啓発ツール(ポスター・リーフレット等)