一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病
おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座

49.生活習慣のポイント

 尿酸値を下げるには、「プリン体の多い食品を控え、野菜や海藻で尿をアルカリ性にすることが重要」と前回紹介しました。そのほかの生活習慣のポイントについて、東京慈恵会医科大学の細谷龍男教授に聞きました。
尿酸値を下げるためには、ほかに何に気を付けたらよいのですか
 「水分をとるようにしてください。尿量が少ないとその分、尿酸の濃度が高くなるので石になりやすいのです。逆に尿量が多ければ、濃度が低くなるし、尿が出ていると小さな結晶を流してくれます。健康な人の一般的な尿量は1日1〜1.2lですが、2l以上になるよう心掛けてください。つまり、水分をいつもの倍の量とるようにするとよいでしょうね」
よくビールがよくないと聞きますが…
 「アルコールは核酸の分解を速めて尿酸をたくさん作り出すと同時に、尿酸の排泄を悪くします。これはアルコール飲料全般にいえることで、種類は問いません。ただ、ビールが悪いといわれるのは、アルコールの悪影響があるうえ、プリン体が多く含まれているからなのです」
運動はどうですか
 「ウォーキング、軽いジョギングなどの有酸素運動がよいでしょう。逆に、短距離走、ジムトレーニング、重量挙げなどのように、瞬発力を必要としたり、短い時間に筋肉を激しく使ったり、息を止めてするような、無酸素運動は尿酸を作りやすくします。また、汗をかくと尿量が減って酸性に傾き、尿酸が溶けにくくなります。尿をアルカリ性にするスポーツドリンクなどを飲みながら運動するとよいでしょう。また、サウナで汗をかいた後、プリン体の多いビールを飲むのは、尿酸値を上げてしまうのでお勧めできません」
それ以外に注意することはありますか
 「肥満です。尿酸が多く作られるうえ、排泄も悪くなるので、体重が増えれば増えるほど、尿酸値が上がります。ただ肥満の人でも、食事療法で減量すると、薬を使わなくても尿酸値が下がることがわかっています。また、ストレスがかかると尿酸値が上がるという説もあります。理由ははっきりしていませんが、大切な仕事の直前に足がはれたり、ストレスがかかると痛風関節炎を起こすことがよくあります。以上のポイントに気をつけて、上手に尿酸値をコントロールしてください」

2004年03月 公開

※記事内容、肩書、所属等は公開当時のものです。ご留意ください。

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