一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病
おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座

22.血圧とは

 今月は最も頻度の高い疾患の一つ、高血圧を考えます。第1回は、血圧の変動と家庭測定の重要性について、東京慈恵会医科大学の和田高士健康医学センター長に聞きました。
血圧とは何ですか
 「心臓は、ドキドキと収縮と拡張を繰り返し、大動脈を通して全身の隅々に血液を送り出しています。このとき、血液が心臓から勢いよく流れ出て、血管の壁にかかる圧力が血圧です。血液を送り出す心臓の働きが落ちれば血圧は下がるし、血管が細くなったり、弾力性を失えば上がります。血圧は、心臓や血管の健康を測る重要な指標です」
測定値には2種類ありますが、その違いは?
 「心臓が最も強く収縮し、血管に最大の圧力がかかるときが収縮期(最高、最大)血圧で、正常値は100〜129mmHgです。逆に最も拡張したときが拡張期(最低、最小)血圧で、50〜84mmHgです。単位のmmHgは『ミリメートル水銀柱』と読みますが、医療機関の血圧計で使われている水銀柱の水銀を押し上げる力で表しています。例えば、100mmHgは水銀を10cm押し上げる力で、水に換算すると約1.3mにもなります」
血圧はどのようなときに変化するのですか
 「さまざまな要因があります。夏は低く冬は高いといった季節変動、同じ一日でも、起きて活動しているときは高く、睡眠中は低くなるという日内変動もあります。また、入浴は毛細血管が開いて血行がよくなるので血圧は下がり、運動は全身にたくさんの血液を送らなければならないので上がります」
ほかにもありますか
 「血圧は自律神経によってコントロールされるので、精神的な影響を受けやすく、緊張や興奮、ストレスでも変わります。『白衣高血圧』といって、白衣を着た医師や看護士に測られると、一時的に高くなる人もいます。病院での嫌な思い出や、血液を見るのが怖いなどの原因で緊張するようです。このため、家庭での血圧測定が重要視されています。簡単に測れる血圧計が市販されたり、郵便局などにも置いてあるので、日ごろから測定習慣をつけましょう。家庭で135/85(収縮/拡張mmHg)以上になった場合は、医療機関での160/100に相当する高血圧とみなされ、降圧薬での治療が必要なこともあるので、必ず医師に相談してください」

2003年09月 公開

※記事内容、肩書、所属等は公開当時のものです。ご留意ください。

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