一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病
おいしく食べる 楽しくはかる 生活習慣病講座

48.食生活のポイント

 高尿酸血症の予防は、痛風だけでなく動脈硬化を防ぎます。そのためには「食生活が重要」と、日本痛風・代謝学会は「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」にまとめています。作成委員長の東京慈恵会医科大学細谷龍男教授にポイントを聞きました。
食生活では何に気をつけたらよいのですか
 「プリン体は食事よりも体内で作られる方が多いので、何を食べても影響はないと思っている人がいます。が、高尿酸血症の人たちは、プリン体の多い食品をよく食べる傾向があります。まずは、これらの食品を控えてください。以前は厳格にプリン体を制限していましたが、プリン体は多くの食品に含まれるので、制限すると食べる物が少なくなって栄養のバランスが崩れたり、途中で止めてしまって逆に悪化したりすることもありました。ですから今は、できるだけ長く、プリン体の多い食品を控えてください、と指導しています」
プリン体の多い食品とは?
 「レバー、白子、あん肝、カツオ、イワシ、エビ、魚の干物などです。またプリン体は“うまみ”の素で水溶性。煮干し、削り節、干しシイタケ、とんこつなどの煮汁やスープにも多いので、とり過ぎないようにしましょう」
逆に少ない食品は?
 「豚、牛ロース肉、ウインナー、ベーコン、ウナギなど。ほとんど含まれないのは、鶏卵、牛乳、豆腐、コンビーフ、焼ちくわ、さつま揚げ、キャベツ、ニンジンなどです。これらを上手に利用するとよいのですが、たくさん食べては意味がありませんから注意してください」
ほかにもポイントはありますか
 「尿をアルカリ性にすることが大切です。尿酸はもともと溶けにくい物質ですが、尿が酸性に傾くとさらに溶けにくくなり、アルカリ性ではある程度解けやすくなります。しかも、尿は血液と違って、いろいろな老廃物が捨てられるので、食べる物によって酸性にもアルカリ性にもなります。実際、高尿酸血症や痛風の人は、肉類や魚介類、アルコールを好むので、酸性に名傾向があります。ですから、野菜や果物、海藻など、尿をアルカリ性に傾ける食品を積極的にとること。そして、尿酸を少しでも溶かして、高尿酸血症や腎障害、尿路結石にならないように心掛けてください」

2004年03月 公開

※記事内容、肩書、所属等は公開当時のものです。ご留意ください。

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