2024年12月26日
毎年2月は「全国生活習慣病予防月間」
2025年のテーマは「少酒」です!"からだにやさしいお酒のたしなみ方"をテーマに市民講演会(Web開催)を公開予定
キーワード: 生活習慣 疾患 一無・二少・三多 「少酒」お酒はほどほどに 全国生活習慣病予防月間 協会・賛助会員関連ニュース 女性の健康 飲酒
我が国は少子・高齢化社会のなかで、女性の活躍が期待されています。それに伴い女性の飲酒機会も増えていると考えられます。厚生労働省による「生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人」(令和4年 国民・健康栄養調査)の報告では、男性の割合は高いものの、30代から50代の男女間の差は接近していることが示されています。
女性はアルコール分解速度が低く、男性より早く様々な健康障害が起こりやすいといわれています。
全国生活習慣病予防月間2025では、「女性のための少酒」として、とくに女性とアルコールに焦点をあて、アルコールの健康障害や減酒治療の第一人者である吉本 尚先生(筑波大学医学医療系 地域総合診療医学准教授)を講師にお迎えし、最近のトピックスを取り上げて、ご解説いただきます。
全国生活習慣病予防月間2025
講師 吉本 尚先生(筑波大学医学医療系 地域総合診療医学 准教授)
現在、Web講演会と全国生活習慣病予防月間2025サイトの準備を行っております。詳細情報は順次ご案内してまいります。サイトの公開は1月下旬を予定しております。
一無、二少、三多とは?
生活習慣病は長い時間をかけて進み、病気として自覚しにくいという問題があります。それを防ぐには、日頃の体調、身体の些細な変化など、つねに自分自身の健康に目を向ける必要があります。そして、中高年になってからではなく、若い頃から、適正な生活習慣を獲得し、維持することが大切です。
『一無、二少、三多』は、日常心がけたい生活習慣をわかりやすく表現した6つの健康標語〔一無:無煙・禁煙、二少:少食(食事は腹八分目)、少酒(お酒はほどほど)、三多:多動(体を多く動かす)、多休(しっかり休養をとる)、多接(多くの人・物・事に接する)〕で構成され、平成3年に池田 義雄(現・顧問)により生活習慣病予防のための生活指針として提唱され、当協会が普及啓発に努めています。
少酒とは?
さまざまな生活習慣病がアルコールと密接に関わっていて、過度の飲酒を長く続けると、多くの病気が誘発される可能性が高まります。もっとも怖い病気がアルコール健康障害(依存症)です。アルコール健康障害による精神的・身体的な影響のために、日常生活に支障が出てきます。
「健康日本21」では、飲酒に関して、純アルコールに換算して1日約20gまでが望ましいとしています。「百薬の長とはいへど、万の病は酒よりこそ起れ」6という格言もあるとおり、アルコールをたくさん飲める人でも、1日の飲酒量はその程度が望ましいということです。
全国生活習慣病予防月間とは?
全国生活習慣病予防月間は、『一無、二少、三多』の6つの健康習慣を毎年一つずつ強化テーマとして設定し、市民公開講演会の公開ほか、生活習慣習慣病予防のための啓発資材の公開を行っています。
全国生活習慣病予防月間 市民公開講演会公開中!
■事務局・お問い合わせ先
日本生活習慣病予防協会 事務局
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