2010年12月08日
メタボリックシンドローム対策「既にできている」のは男女とも3割弱 厚生労働省「平成21年 国民健康・栄養調査の概要」より
カテゴリー: 肥満症/メタボリックシンドローム 数字・検査値 国民健康・栄養調査(厚生労働省)
「体重管理を実践しようと心がけている」と回答した者の割合は、男性67.8%、女性75.6%であり、前回調査(平成16年、以下同じ)に比べ男性で7.0%、女性で5.8%増加している。年代別にみると、男性の20歳代のみ前回調査を下回っているが、その他の年代では軒並み増加している。 肥満者(BMI≧25)のうち、「メタボリックシンドロームの予防や改善のために適切な食事や定期的な運動をすること」について、既にできていると回答したものは男性で27.5%、女性で24.2%と男女とも3割に満たない結果となった。男性では「するつもりがあり、頑張ればできる」(42.6%)、女性では「するつもりはあるが、自信がない」(44.1%)と回答した者が最も多かった。 肥満者(BMI≧25)の割合は、男性30.5%、女性20.8%であった。男性の20〜60歳代では、肥満者の割合が前年に比べ2.1%多くなっているが、平成12年以降、それ以前の5年間に比べ肥満者の割合の増加傾向が鈍化している状況にあることには変わりがない。なお、女性の40〜60歳代では、前年と比べ横ばいである。 年齢別にみてみると、男性では40〜49歳(36.2%)に最も多く、30〜39歳(34.8%)、50〜59歳(33.3%)であるのに対し、女性では70歳以上(26.5%)が最も多く、60〜69歳(24.9%)、40〜49歳(20.0%)という結果だった。一方、やせの者(BMI<18.5)の割合は、男性4.4%、女性11.0%であった。女性では、20歳代(22.3%)でその割合が最も高く、前年に比べ横ばいである。 ●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ/記事掲載ページ