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降圧薬服用中の患者さんの収縮期血圧の平均は、服用していない人の平均より20mmHg高い 厚生労働省「平成16年 国民健康・栄養調査の概要」より

カテゴリー: 高血圧

 厚生労働省の「平成16年 国民健康・栄養調査の概要」の中から、高血圧に関連する項目を紹介します。

 最初は、高血圧と関係が深い塩分摂取量についてです。日本人の塩分摂取量は、年々減ってきていて、今回の調査では10.7gと、初めて10g台になりました。ただし20歳未満を含めない場合の平均は11.2gで、とくに男性は12.1gを摂取しています。女性は20歳以上の平均でも10.5gです。

 血圧を下げる薬(降圧薬)を服用している人の割合は、30歳代で1パーセント、40歳代5.2パーセント、50歳代13.8パーセントと、高齢になるほど服用している人の比率が増え、60歳代は29.0パーセントとほぼ3割、70歳以上では46.6パーセントと半数近くに上ります。

 では実際の血圧値をみてみると、男性の収縮期血圧の平均は135.3mmHg、拡張期血圧の平均は81.5mHgでした。女性は、同じ順に、129.1mmHg、76.8mmHgで、女性のほうがやや低い傾向があります。また、男女ともに、収縮期血圧は70歳以上の層で一番高く、拡張期血圧は50歳代の年齢層で最も高いという結果です。

 なお、降圧薬を服用している人と妊婦を除いた場合の平均値は、収縮期血圧/拡張期血圧の順に、男性131.5/81.5mmHg、女性125.0/76.8mmHgです。この数値から、降圧薬を服用している人の血圧の平均値を求めると、男性149.1/81.5mmHg、女性145.5/76.8mmHgとなり、拡張期血圧は全く差がないものの、収縮期血圧は降圧薬服用者のほうが約20mmHg高いことがわかります。  このほか、高血圧の一因であるメタボリックシンドロームの資料室も参照してください。

●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ記事掲載ページ

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