2004年09月08日
日本人の死因トップを占める‘がん’のうち、最も多いのが気管支や肺のがん 厚生労働省「平成15年 人口動態統計(確定数)の概況」より
カテゴリー: 肺がん
厚生労働省が毎年行っている「人口動態統計」の平成15年のデータによると、日本人の 30.5パーセント、つまり3人に1人は悪性新生物(いわゆる‘がん’)で亡くなっていることがわかります。これは死因別にみた場合もちろん第1位にあたります。性別にみると、男性の場合、全死因に占めるがんの割合が 33.9パーセント、女性は 26.5パーセントで、男性の死因に占める割合が女性より高い傾向があります。悪性新生物の部位別にみると、死因として最も多いのが‘気管・気管支および肺の悪性新生物’(肺扁平上皮がんもこれに分類されます)で、全死因の 5.6パーセントを占めています。とくに性差が大きく、男性4万1,634人、女性1万5,086人と、男性が女性の 2.8倍に達していて、喫煙者率の差が深く関係していると考えられます。