2024年01月23日
1月23日は『一無、二少、三多』の日!~『一無、二少、三多』が、今まさに求められている~
キーワード: 生活習慣 一無・二少・三多 全国生活習慣病予防月間 協会・賛助会員関連ニュース
一般社団法人日本生活習慣病予防協会は、1月23日を「一無、二少、三多の日」、続く、2月を「全国生活習慣病予防月間」と定め、生活習慣病予防の啓発活動を行っています。
『一無、二少、三多』は、生活習慣病の発症や病状の悪化に関与する不健康な生活習慣を避けるために、日常心がけたい生活習慣をわかりやすく表現した自己啓発のための健康標語で、当協会の名誉会長 池田義雄が1991年に提唱し、当協会が普及啓発に努めています。
当協会では、『一無、二少、三多』の6つの健康習慣より毎年一つずつ強化テーマを設定し、『一無、二少、三多の日』を起点に、2月1日より『全国生活習慣病予防月間』活動を実施し、公募したスローガン川柳の優秀作品を用いたポスターやリーフレットの公開と市民公開講演会を開催しています。
市民公開講演会は、2021年よりWeb講演会として公開を継続しています。
『一無、二少、三多』は、生活習慣病の発症や病状の悪化に関与する不健康な生活習慣を避けるために、日常心がけたい生活習慣をわかりやすく表現した自己啓発のための健康標語で、当協会の名誉会長 池田義雄が1991年に提唱し、当協会が普及啓発に努めています。
当協会では、『一無、二少、三多』の6つの健康習慣より毎年一つずつ強化テーマを設定し、『一無、二少、三多の日』を起点に、2月1日より『全国生活習慣病予防月間』活動を実施し、公募したスローガン川柳の優秀作品を用いたポスターやリーフレットの公開と市民公開講演会を開催しています。
市民公開講演会は、2021年よりWeb講演会として公開を継続しています。
自分で自分の健康を守る~『一無、二少、三多』が、今まさに求められている~
『一無、二少、三多」を提唱した池田 義雄 名誉会長の最新インタビューを公開しました(2024年1月23日)。
―生活習慣改善のスタートが遅すぎるということはない
「2020年代はコロナ禍とともにスタートしました。ワクチンや治療薬を使えるようになるまでは、命の危険が身に迫るように感じ、健康のありがたさに改めて気づかされたという人も少なくないのではないでしょうか。ところが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったもので、早くも健康であることの大切さが忘れられ始めているように感じます。
コロナ禍のずっと前から、そして現在も、人々はだれもが幸せになりたい、豊かな人生を送りたいと願いつつ、日々の生活を送っていることと思います。健康であることは、その願いのベースと言えるのではないでしょうか。病気になってから、または病気のリスクが急速に高まるような状況になってから、初めて健康を意識するのではなく、豊かな人生を送るために、健康を守るための生活習慣を今日から初めていただきたいと考えます。
「今からでは遅すぎる」ということはありません。ご高齢の方や現在なにかの病気をお持ちの方も、行動を起こせば必ず変化が現れます。健康の規範を短く、覚えやすく、簡単にまとめた『一無、二少、三多』が、人々の生活習慣の逸脱に対して行動規制をかけるような標語として、今後も長く使われ続けることを期待しています。」
「2020年代はコロナ禍とともにスタートしました。ワクチンや治療薬を使えるようになるまでは、命の危険が身に迫るように感じ、健康のありがたさに改めて気づかされたという人も少なくないのではないでしょうか。ところが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったもので、早くも健康であることの大切さが忘れられ始めているように感じます。
コロナ禍のずっと前から、そして現在も、人々はだれもが幸せになりたい、豊かな人生を送りたいと願いつつ、日々の生活を送っていることと思います。健康であることは、その願いのベースと言えるのではないでしょうか。病気になってから、または病気のリスクが急速に高まるような状況になってから、初めて健康を意識するのではなく、豊かな人生を送るために、健康を守るための生活習慣を今日から初めていただきたいと考えます。
「今からでは遅すぎる」ということはありません。ご高齢の方や現在なにかの病気をお持ちの方も、行動を起こせば必ず変化が現れます。健康の規範を短く、覚えやすく、簡単にまとめた『一無、二少、三多』が、人々の生活習慣の逸脱に対して行動規制をかけるような標語として、今後も長く使われ続けることを期待しています。」
全国生活習慣病予防月間2024
スローガン川柳優秀作品が決定
「少食」「腹八分」「SDGs」などをテーマにスローガン川柳を公募し、全国より、1,813通、6,092作品のご応募がありました。ご応募いただきました皆様には、心より御礼申し上げます。
<最優秀賞>
「人生と 食はゆっくり 噛みしめて」(愛知県・74歳・かる吉)
<優秀賞>
「腹八分 サステナブルな 食習慣」(岩手県・40歳・眠子)
「少食も 足るを知れば 笑食に」(大阪府・38歳・りお)
「八分でも 食べる幸せ 十二分」(新潟県・50歳・てるぼうず)
「人生と 食はゆっくり 噛みしめて」(愛知県・74歳・かる吉)
<優秀賞>
「腹八分 サステナブルな 食習慣」(岩手県・40歳・眠子)
「少食も 足るを知れば 笑食に」(大阪府・38歳・りお)
「八分でも 食べる幸せ 十二分」(新潟県・50歳・てるぼうず)
生活習慣病予防啓発資材ダウンロードはこちら
『一無、二少、三多』および「全国生活習慣病予防月間」のスローガン川柳を用いたポスター、リーフレットがダウンロード可能です。ご活用ください。なお、印刷物やWebsiteでの掲載、配布などのご希望は事務局までご連絡ください。
市民公開講演会
テーマ:少食で腸活!~腹八分目、バランスの良い食事で腸内フローラを整える~■市民公開講演会:2024年1月24日(参加申し込み終了)
■Web講演会公開:2024年2月上旬を予定
■公開場所:全国生活習慣病予防月間2024サイト
■講演会プログラム
詳細は、全国生活習慣病予防月間2024サイトをご覧ください。
講演1「少食で腸活」
蒲池 桂子先生 女子栄養大学 栄養クリニック 教授、当協会 理事
要旨:当協会の健康スローガン『一無、二少、三多』では、健康的な食生活のすすめとして「少食」を提唱しています。「少食」とは、お腹いっぱい(満腹)まで食べる習慣をやめ、腹七~八分目を心がけ、偏食をせず、よく噛んで、三食を規則正しく食べること。具体的な例として、主食と一汁三菜といった伝統的な和食を推奨しています。これらのすすめは、有用菌を育み、腸内フローラを整えることにほかなりません。腸活は食生活だけでなく「一無、二少、三多」の健康スローガン全体とも密接にかかわります。当協会理事蒲池桂子先生に、現代人の食生活の問題点を指摘しながら、「少食と腸活」のかかわり、栄養学的な意義についてご解説頂きます。 講演2「腸内細菌叢と健康長寿:一無、二少、三多を"腸"から紐解く!」
内藤 裕二先生 京都府立医科大学大学院 医学研究科 生体免疫栄養学 教授
要旨:日本人の腸内細菌叢(腸内フローラ)はきわめて特徴的だと言われています。そこに日本人の長寿の所以があるのかもしれません。100歳以上の百寿者が全国平均の約3.3倍多い長寿地域として知られる京都府京丹後市の研究成果からわかってきた日本人の腸内フローラの特徴と長寿の関係。そして、現代のライフスタイル、とくに高脂肪食、運動不足がどのように腸内フローラに影響を及ぼし、肥満・メタボリックシンドロームの発症や進展にかかわるのか? そして、生活習慣病やがん、認知症などのリスクを予防するために、どのような食生活を目指すべきなのか? 腸内フローラ研究の第一人者であり、京丹後長寿研究を主導されている内藤裕二先生にご解説頂きます。
総合討論「一無、二少、三多と腸活」
司会:宮崎 滋先生
パネリスト:蒲池 桂子先生、内藤 裕二 先生、吉田 博 先生
主 催
一般社団法人 日本生活習慣病予防協会
協 賛
株式会社タニタ株式会社明治
株式会社サラヤ
松谷化学工業株式会社
後 援
厚生労働省、公益財団法人 健康・体力づくり事業財団、健康日本21推進全国連絡協議会、公益財団法人 8020推進財団、公益財団法人 循環器病研究振興財団、公益社団法人 アルコール健康医学協会、公益財団法人 日本糖尿病財団、一般社団法人 日本サルコペニア・フレイル学会、一般社団法人 日本肥満学会、一般社団法人 日本肥満症予防協会、一般社団法人 日本くすり教育研究所、一般社団法人 日本産業保健師会、特定非営利活動法人 日本人間ドック健診協会、日本健康運動研究所
関連情報
■全国生活習慣病予防月間 市民公開講演会公開中!
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