2021年07月30日
【健やか21】学校保健統計調査−令和2年度(確定値)の結果の概要の公開について(文部科学省)
キーワード: 女性の健康
「健やか親子21(第2次)ホームページ」より、専門職向けの学校保健・母子保健に関する最新情報をピックアップしてお届けします。
「健やか親子21」では、「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現を一緒に推進して頂ける企業や団体を募集しています。
小学1年生で約4人に1人、小学6年生では約半数が裸眼視力1.0未満
文部科学省は、学校における幼児・児童および生徒の発育および健康の状態を明らかにすることを目的として、学校保健統計調査を昭和23年度より毎年実施しています。このほどとりまとめられた令和2年度の確定値が公表されました。
令和2年度学校保健統計 調査結果のポイント
- 裸眼視力 1.0 未満の者の割合は、年齢が高くなるにつれておおむね増加傾向となっており、小学1年生で約4人に1人、小学6年生では約半数となっている。
- むし歯(う歯)の者の割合は、8歳が最も高くなっている。
- 鼻・副鼻腔疾患の者の割合は、小学校・中学校で 1 割程度となっており、9歳が最も高くなっている。
今後、裸眼視力1.0未満の割合は年齢が高くなるにつれておおむね増加傾向となっていることについて、今年度(令和3年度)、全国の小中学生を対象に近視実態調査を実施することで、視力悪化の詳細(近視,遠視,乱視)を明らかにし、子どもの視力低下の予防に必要な対策を講じることとしています。
なお、令和2年度については新型コロナウイルス感染症の影響により、例年4月1日から6月30日に実施される健康診断を当該年度末までに実施することとなったため、学校保健統計調査においても調査期間を年度末まで延長する形で実施しています。そのため本集計結果は、成長の著しい時期において測定時期を異にしたデータを集計したものとなっており、過去の数値と単純比較することはできないとしています。
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最新トピックス・イベント(2021年 7月29日更新)
- 学校保健統計調査−令和2年度(確定値)の結果の概要の公開について(文部科学省)
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- 青少年の非行・被害防止対策公開シンポジウム(令和3年度)(リモートパネルディスカッション)の動画や資料等の掲載について(内閣府)
- 『水の事故から、いのちを守るために 』動画の公開について(日本赤十字社石川県支部)
- 「RSウイルスが流行しています、ご注意ください!!」の掲載について(国立成育医療研究センター)
- 子ども安全メール「Vol.560 花火のやけど―消えた後の花火や、消毒液やスプレーの可燃性ガスへの引火にも注意―」の掲載について(消費者庁)
- 令和3年度 厚生労働省委託事業「母子保健指導者養成研修」の申し込みの受付の開始について(母子保健推進会議)
- 大阪市児童福祉審議会 児童虐待事例検証第1部会の検証結果の公表について(大阪市)
- 「地域での食育の推進事業」の追加要望調査の開始について(農林水産省)
- 「妊婦の揮発性有機化合物へのばく露と生まれた子どもの1歳時の精神運動発達との関連について:子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の掲載について(千葉大学)
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- 【水の事故予防キーワード】 #サンダルバイバイのうた You tubeでの配信について(NPO法人 AQUAkids safety project)
「健やか親子21」とは?母子の健康水準を向上のための国民運動計画
「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。
平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(〜平成36年度)が始まりました。
「健やか親子21(第2次)ホームページ」は、情報収集や情報を共有することによる交流・連携ができる有用なツールとして、様々な活動に役立つことが目的。
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