2017年05月19日
【人事労務担当者・産業保健スタッフ】治療と仕事の両立支援 ツール紹介
「治療と職業生活の両立支援」は様々な立場から考える必要があります
両立支援とは、病気を抱えながらも、働く意欲・能力のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また、治療の必要性を理由として職業生活の継続を妨げられることなく、適切な治療を受けながら生き生きと働き続けられる社会を目指す取り組みです。
いま、ご本人だけではなく、企業、地域社会、そして医療機関がそれぞれの立場から、両立支援について考えることが求められています。
特に、労働者ががんなどの病気を理由として安易に退職を決めてしまわないように、事業者側にも、日頃から病気に関する理解の促進や、労働者との良好なコミュニケーションが求められています。
そこで、がん患者(労働者)の就労に関する相談やサポートに関わる機会が多い人事労務担当者、産業保健スタッフに役立つ情報をピックアップしました。
「がんでも社会で活躍する」 がん患者サポートのための動画配信
がんを発症した社員とその上司、人事労務担当者とのやり取りを通じて、治療と職業生活の両立を図るために会社はどのような対応をすればよいかについて理解しやすい、シミュレーション形式のドラマ動画です。
2017年2月に厚生労働省から公表された「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」 の解説もあります。
※都道府県ごとの産業保健総合支援センターでは、両立支援促進員が職場における治療と職業生活の両立支援をサポートしていますのでご相談ください(無料)
>ご相談窓口のページ
【参照】治療と職業生活の両立支援とは(労働者健康安全機構)
がん治療スタッフ・産業保健スタッフ・企業のための
<がん就労者>支援マニュアル、ほか各種支援ツール
厚生労働省がん対策推進総合研究事業で開発した支援ツール各種が無料公開されています。
・ がん治療と就労の両立支援度チェックと改善ヒント
・ 企業のための<がん就労者>支援マニュアル
・ がんと仕事のQ&A第2版
ほか。
※経営者・人事労務担当者を始め、全ての方々に活用していただけるものから、治療スタッフ向けのツールまであります。
【参照】がんと就労(厚生労働省がん対策推進総合研究事業)
[mhlab]