2016年06月15日
内閣府が子ども・子育て支援新制度なるほどBOOKの改訂版を公表
キーワード:
「多接」多様なつながり 女性の健康
内閣府はこのほど「子ども・子育て支援新制度なるほどBOOK(平成28年4月改訂版)」をホームページで公開した。保護者向けに同制度について分かりやすく説明するもので、最新の情報にアップデートされている。
「子ども・子育て支援新制度」は、平成24年8月に成立した「子ども・子育て支援法」、「認定こども園法の一部改正」、「子ども・子育て支援法及び認定こども園法の一部改正法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」の子ども・子育て関連3法に基づき、幼児期の学校教育や保育、地域の子育て支援の量の拡充や質の向上を進めていく制度のこと。
「子ども・子育て支援新制度なるほどBOOK」は制度について分かりやすくまとめ、保護者への広報、啓発をうながしている。たとえば新制度によって従来の幼稚園や保育所などに加え、「認定こども園」や「地域型保育」という選択肢が増えていることや、利用できる施設を決定する認定はどのように受けられるか、などについてイラストを多用して紹介。保育料の仕組みなど保護者が知りたいと思う内容を、ポイントを絞って説明している。
今回の改訂では、「仕事・子育て両立支援事業の創設(企業主導型保育事業、企業主導型ベビーシッター利用者支援事業)」や、「多子世帯やひとり親世帯等の保育料の負担軽減」、「病児保育の拡充」などについて説明が加えられた。
このうち「仕事・子育て両立支援事業」では、従業員が働きながら子育てをしやすいように環境を整え、離職の防止や就労の継続、女性の活躍などを推進する企業を支援する、として、従業員のための保育施設の設営・運営の費用を助成することや、残業や夜勤などでベビーシッターを利用したときは費用の補助を受け取れる「企業主導型ベビーシッター利用者支援事業」についても紹介している。
子ども・子育て支援新制度 なるほどBOOK(平成28年4月改訂版)
[yoshioka]