2016年11月16日
「東京OSEKKAI化計画」で児童虐待防止(東京都)
キーワード: 「多接」多様なつながり 女性の健康
11月は厚生労働省が実施する児童虐待防止推進月間。東京都はオレンジリボンによる普及啓発と共に、キャラクター「OSEKKAI(おせっかい)くん」を活用した「東京OSEKKAI化計画」などで児童虐待防止の普及啓発活動に取り組んでいる。
「東京OSEKKAI化計画」とは、従来の「余計なお世話」と言われるような「おせっかい」ではなく、良い意味での地域社会の連帯感や、優しく温かい見守りで、子どもを虐待から救おうと呼びかけるもの。そのために、新しい言葉・行動として「OSEKKAI」という表記を用いており、平成25年度から始まった。
計画の趣旨を分かりやすく伝えるために、キャラクター「OSEKKAIくん」を用いたHPやチラシ、動画などを作成。子育てに悩む保護者に「気軽に相談してほしい」と呼びかけるとともに、周囲の人も、どのような子どものSOSに気づいてあげるべきか、などをまとめている。
同計画で作成している、子どもを虐待から守るための「OSEKKAI 5か条」は以下の通り。
1. 子育てをしている保護者(親)を優しく見守る2. 保護者(親)はいろんな問題をかかえていると理解する
3. 隣近所、地域社会でのコミュニケーションを図る
4. 子育てに不安を感じている人には、声をかけてみる
5. それでも心配な時は、連絡をして(区市町村または児童相談所へ) ホームページなどでは「189」でつながる児童相談所全国相談ダイヤルや、東京都内の相談窓口一覧について表記し、都民が一丸となって子どもを見守っていくことをうながしている。 東京OSEKKAI化計画
[yoshioka]