2019年10月31日
「気管,気管支及び肺」の‘がん’による死亡数は年間7万4,120人、がんの中で最多 平成29年(2017) 「人口動態統計(確定数)の概況」より
カテゴリー: 肺がん 死亡者数 人口動態統計(厚生労働省)
厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成29年(2017) 1年間の死亡数のうちトップは悪性新生物(いわゆる‘がん’)で、死亡者数38万6,354人で総死亡数の27.9%を占めています。
このうち、「気管、気管支および肺の悪性新生物」による死亡数は7万4,120人でした。性別でみると、男性は5万3,002人、女性は2万1,118人で、男女差が大きい特徴があります。
がん(悪性新生物)の死亡数(内訳)
- 口唇、口腔及び咽頭の悪性新生物 7,454人
- 食道の悪性新生物 1万1,568人
- 胃の悪性新生物 4万5,226人
- 結腸の悪性新生物 3万5,349人
- 直腸S状結腸移行部及び直腸の悪性新生物 1万5,332人
- 肝及び肝内胆管の悪性新生物 2万7,114人
- 胆のう及びその他の胆道の悪性新生物 1万8,179人
- 膵の悪性新生物 3万4,224人
- 喉頭の悪性新生物 879人
- 気管,気管支及び肺の悪性新生物 7万4,120人
- 皮膚の悪性新生物 1,583人
- 乳房の悪性新生物 1万4,384人
- 子宮の悪性新生物 6,611人
- 卵巣の悪性新生物 4,745人
- 前立腺の悪性新生物 1万2,013人
- 膀胱の悪性新生物 8,780人
- 中枢神経系の悪性新生物 2,691人
- 悪性リンパ腫 1万2,535人
- 白血病 8,570人
- その他のリンパ組織,造血組織及び関連組織の悪性新生物 4,492人
- その他の悪性新生物 2万7,485人
ちなみに、‘がん’全体で死亡した人数を性別に見ると、男性は22万398人で全死因の32.9パーセント、女性は15万2,936人で23.5%で、男女ともに死因別の第1位となっています。