2016年02月19日
透析患者数は32万448人 日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況(2014年末)」
カテゴリー: 糖尿病 CKD(慢性腎臓病) 患者数 死亡者数 わが国の慢性透析療法の現況(日本透析医学会)
日本透析医学会が毎年実施している統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」によると、2014年末現在、国内の透析人口は、32万448人で、前年(2013年)より6,010人増加しました。
このうち、原因疾患は糖尿病腎症が11万8,081人と最も多く、透析患者全体の38.1%を占めています。その次に慢性糸球体腎炎が9万6,970人(全体の31.3%)で続き、前回同様にこの2つの疾患で全体の7割を占める結果となりました。
2014年の透析導入数は3万8,327人で、前年より232人増加となりました。
この1年で新たに透析を始めた患者さんの原疾患は、糖尿病腎症が1万5,809人と最も多く、全体の43.5%に上ります。次いで慢性糸球体腎炎が6,466人(17.8%)、腎硬化症が5,151(14.2%)と続きます。
導入時の平均年齢は、糖尿病性腎症が67.16歳、慢性糸球体腎炎が68.66歳、腎硬化症が75.01歳という結果でした。
なお、透析を行っている患者さんのうち、死亡したのは3万707人で、前年より44人減少しました。