2014年05月01日
糖尿病合併症が20年間で大幅減少 心筋梗塞や高血糖は60%以上減 米国疾病予防管理センター
カテゴリー: 糖尿病 CKD(慢性腎臓病) 心筋梗塞 狭心症 脳梗塞 脳出血 患者数 その他の情報源
この調査は、米国疾病予防管理センター(CDC)から研究助成を得て行われたもので、医学誌「ニューイングランド ジャーナル オブ メディスン」に4月17日付けで発表された。
研究チームは、「米国医療聞取り調査」(National Health Interview Survey)、「全米退院調査」(National Hospital Discharge Survey)、「米国腎臓データシステム」(U.S. Renal Data System)、「米国人口動態統計」(National Vital Statistics System)の4件の大規模調査のデータを用いて、1990〜2010年の糖尿病合併症の発症について調べた。
その結果、2010年までに、以下の5つの合併症すべてにおいて、相対的な発生率が低下していることが判明した。
- 急性心筋梗塞 マイナス67.8% (95%信頼区間[CI] -76.2〜-59.3)
- 高血糖症による死亡 マイナス64.4% (同-68.0〜-60.9)
- 脳卒中 マイナス52.7%
- 下肢切断 マイナス51.4%
- 末期腎不全 マイナス28.3% (同-34.6〜-21.6)
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