2013年12月27日
糖尿病人口が950万人に増加、予備群は減少 平成24年国民健康・栄養調査
カテゴリー: 糖尿病 患者数 国民健康・栄養調査(厚生労働省)
糖尿病が強く疑われる成人男女が約950万人に上ることが、厚生労働省の「2012年国民健康・栄養調査結果」の推計であきらかになった。糖尿病の有病数は5年に1回推計しており、前回(2007年)から約60万人増えた。
総務省の「人口推計」の全国人口を乗じて推計値を算出したところ、糖尿病が強く疑われる人は、前回調査より60万人多い950万人で過去最多になった。一方、病気の可能性を否定できない「糖尿病予備群」は220万人減の1,100万人で、はじめての減少となった。
「糖尿病が強く疑われる人」の割合は、男性 15.2%、女性 8.7%、「糖尿病の可能性を否定できない人」の割合は、男性 12.1%、女性 13.1%。合わせて、男性の27.3%、女性の21.8%が、糖尿病かその予備群であることが示された。
糖尿病が強く疑われる人のうち、「治療を受けている人」の割合は、男性 65.9%、女性 64.3%であり、5年前に比べ、それぞれ9ポイントと10.2ポイント上昇した。「ほとんど治療を受けていない人」は、男性 27.1%、女性 31.3%であり、それぞれ10.7ポイントと10.0ポイント減少した。