2013年09月26日
中国の糖尿病人口が1億人を突破、成人の約半数が糖尿病予備群
中国の糖尿病人口が1億1,390万人に増加したことが、最新の調査で明らかになった。有病率は11.6%で、世界全体の8.3%を大きく上回っている。また、成人の2人に1人が糖尿病予備群で、推定数は4億9,340万人だという。
上海交通大学医学部のYu Xu氏らが、米医学誌「米国医師会雑誌(JAMA)」に発表した研究によると、中国では、成人の糖尿病有病率が11.6%(男性 12.1%、女性 11.0%)に上昇したことが明らかになった。中国の糖尿病有病数は1億1,390万人と推定されている。
中国では糖尿病前症も爆発的に増えており、有病率は成人の50.1%(男性 52.1%、女性 48.1%)に上った。4億9,340万人が糖尿病予備群とみられている。また、糖尿病有病者のうち、自分が糖尿病であると自覚している人は、一般住民の30.1%に過ぎなかった。治療を受けているのは25.8%で、うち血糖コントロールが良好だったのは39.7%だった。
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