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男性有訴者率の第3位は‘せきやたん’ 厚生労働省「平成19年 国民生活基礎調査の概況」より

カテゴリー: COPD(慢性閉塞性肺疾患)

 厚生労働省発表の「平成19年 国民生活基礎調査の概況」のなかから、有訴者率(自覚症状をもっている人の数を人口1,000人あたりでみた割合)は327.6で、10人に3人以上はなんらかの自覚症状をもっていることがわかります。その自覚症状として、男性の第3位に、慢性気管支炎の症状でもある「せきやたんが出る」が入っています (有訴者率は59.1)。前回の調査(平成16年)では、第3位(55.0)でしたので、わずかながら、せきやたんを訴える男性は増加したことがわかります。ちなみに男性の第1位は腰痛(87.4)、2位は肩こり(61.0)で、女性は1位が肩こり(131.1)、2位が腰痛(117.9)、3位が‘手足の関節が痛む’(77.0)です。女性の第5位までに「せきやたんが出る」は入っていませんでした。

 同じ調査のなかで、要介護者の介護が必要になった原因を調査した項目をみると、介護が必要になる原因のトップは脳血管疾患で全体の23.3パーセント、以下、認知症(14.0パーセント)、高齢による衰弱(13.6パーセント)、関節疾患(12.2パーセント)、骨折・転倒(9.3パーセント)、心疾患(心臓病)(4.3パーセント)、パーキンソン病(2.8パーセント)、糖尿病(2.7パーセント)、脊髄損傷(2.5パーセント)と続き、その次が呼吸器疾患(慢性気管支炎もこれに含まれます)の2.1パーセントです。それ以下は、悪性新生物(がん)、視覚・聴覚障害などが続いています。

●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ記事掲載ページ

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