2008年03月05日
透析導入における原疾患の42.9%は糖尿病 日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況(2006年末現在)」より
カテゴリー: 糖尿病
日本透析医学会が毎年実施している統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」によると、2006年末現在、国内の透析人口は、26万4,473人で、前年(2005年)末より6,708人増加しました。この1年で新たに透析を始めた患者さんの原疾患をみると、糖尿病腎症が最も多く1万4,968人で、全体の42.9%を占めています。第2位は慢性糸球体腎炎で8,914人(25.6%)です。第3位は不明で3,454人(9.9%)。そして第4位が、高血圧と深く関わる腎硬化症で、3,262人(9.4%)となっています。
糖尿病腎症による新たな透析患者数は、前年(2005年)より618人少なくなりましたが、透析人口全体でみた場合には8万543人(32.3%)となり、始めて8万人を超えました。