2006年10月17日
脳卒中による死亡率は5年間で約2割改善 厚生労働省「健康日本21 中間報告」より
カテゴリー: 脳出血
厚生労働省はこのほど、21世紀における国民健康づくり運動「健康日本21」の中間報告をまとめました。健康日本21は平成12年度に、同22年度までの10年計画スタートしましたが、その中間点における各目標値の達成度や今後の課題などを示したものです。脳卒中(脳出血や脳梗塞)関連では、この5年間で年齢調整死亡率(対人口10万人)が約20パーセント低下したことから、「対策が有効に機能してきたと考えられる」としています。一方で、脳卒中死亡率に影響を及ぼす高血圧や糖尿病、高脂血症などの項目は改善しておらず、こうした「ハイリスク者対策をさらに充実させる必要がある」と指摘しています。
また、喫煙により脳卒中の危険が高くなることを「知っている」と答えた人は、35.1パーセントから43.6パーセントに増加しました。なお、この項目の目標値は100パーセントです。