日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
生活習慣病の調査・統計
アルコール性肝炎の調査・統計

多量飲酒者の割合や、「節度のある飲酒」の知識を持つ人の割合は、ほとんど変化せず 厚生労働省「健康日本21 中間報告」より

カテゴリー: アルコール性肝炎

 厚生労働省はこのほど、21世紀における国民健康づくり運動「健康日本21」の中間報告をまとめました。健康日本21は平成12年度に、同22年度までの10年計画スタートしましたが、その中間点における各目標値の達成度や今後の課題などを示したものです。

 アルコール摂取関連の項目をみると、まず、多量に飲酒する人の割合が、ベースライン値(健康日本21がスタートした時点での数値)は男性4.1パーセント、女性0.3パーセントだったのが、今回報告された中間実績値では、それぞれ5.4パーセント、0.7パーセントで、かえって増加していました。これについて報告書では、「ベースライン値と中間実績値の数値の根拠となった調査が異なるため、単純に比較することできないが、ほぼ変化が認められない」としています。なお、この項目の目標値は、男性、女性それぞれ3.2パーセント以下、0.2パーセント以下です。

 また、「節度ある適度な飲酒」の知識を「知っている」と答えた人の割合は、ベースラインが男性50.3パーセント、女性47.3パーセント、中間実績値が男性48.6パーセント。女性49.7パーセントで、こちれらもほとんど変化していませんでした。この項目の目標値は男性・女性ともに100パーセントです。

関連する調査・統計

疾患で見る ▶ アルコール性肝炎

2023年01月05日
最新の患者調査(厚生労働省)より、国民の健康状態について分析
2020年12月10日
通院者数の上位は、男性は高血圧症、糖尿病、歯の病気。女性は高血圧症、脂質異常症、目の病気 令和1年(2019)「国民生活基礎調査」より
2017年09月22日
生活習慣病リスクを高める量を飲酒している男性は14.6%、女性9.1% 平成28年 国民健康・栄養調査
2017年01月26日
生活習慣病リスクが高い飲酒をしている者の割合は、男性13.9%、女性8.1% 平成27年 国民健康・栄養調査
2015年12月15日
生活習慣病リスクが高い飲酒をしている者の割合は、男性15.8%、女性8.8% 平成26年 国民健康・栄養調査
市民公開講演会参加者募集中!
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート