2005年08月23日
悪性新生物の1年間の医療費は2兆4,813億円、前年度比12%の急増 厚生労働省「平成15年度 国民医療費の概況」より
カテゴリー: 大腸がん
厚生労働省発表の「国民医療費の概況」によると、平成15年度の悪性新生物(いわゆる‘がん’)の医療費は2兆4,813億円でした。前年度に比べて2,657億円(12.0パーセント)増と、他の疾患に比較し金額、伸び率ともに、ひときわ高い増加を示しました。国民医療費の総額では5,868億円(1.9パーセント)の増加ですから、悪性新生物だけでその増加分の半分近くを占めたことになります。なお、悪性新生物の医療費のうち、入院医療費が1兆7,688億円と71.3パーセントを占めていて、入院医療費の割合が高い病気であることがわかります。