2004年01月10日
透析療法が必要になる原因の第4位は、高血圧の関連が深い腎硬化症 日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況(2002年12月31日現在)」より
カテゴリー: 高血圧
日本透析医学会が毎年実施している統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」によると、2002年12月31日現在の国内の透析人口は、22万9,538人で、前年末より1万355人(4.7パーセント)増加しました。この1年間で新たに透析を始めた患者さんの原疾患をみると、糖尿病性腎症が最も多く1万2,630人で、全体の 39.1パーセントを占めています。第2位は慢性糸球体腎炎で1万309人(31.9パーセント)です。糖尿病性腎症は年々増加していますが、慢性糸球体腎炎はここ数年やや減少傾向がみられます。第3位は不明で 2,724(8.4パーセント)人、第4位は腎硬化症の 2,536人(7.8パーセント)です。なお、腎硬化症の進行には、高血圧の影響が少なくありません。