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慢性気管支炎と関連が深い喫煙習慣などについても調査 厚生労働省「平成13年 国民栄養調査結果の概況」より

カテゴリー: COPD(慢性閉塞性肺疾患)

 厚生労働省が毎年行っている「国民栄養調査」の平成13年調査から、生活習慣病との関連が深い項目をピックアップしてみましょう。

 まずは、慢性気管支炎と密接に関係している喫煙について。男性の喫煙者率は 45.9パーセントと半分弱。年齢層別にみると、20代、30代、40代は 58パーセント台でほぼ6割、50代で 49.6パーセントと少し下がり、60代 35.9パーセント、70歳以上 29.0パーセントとなっています。女性の喫煙者率は 9.9パーセントとほぼ1割。20代、30代は16パーセント台で、以降年齢層が上がるに従い喫煙者は低下しています。男女ともに高年齢になるにつれ、喫煙者率が下がるという結果が出ています。

 続いて肥満者(BMI※25以上)の割合です。男性は 30〜60代の約3割の人が肥満に該当し、70歳以上でも 21パーセントが肥満に該当します。女性の肥満者の割合は、40代までは 20パーセント以下ですが、50代で 25パーセント、60代以上ではほぼ 30パーセントとなっています。男性については、20年前の昭和56年調査、10年前の平成3年調査、そして今回の調査と、年を追ってすべての年齢層で肥満者の割合が増えてきています。一方、女性は低体重(やせ)の割合が年こどに増えてきていて、とくに10代では2割がやせに該当します。

 次に、運動習慣については、男性の 29.7パーセント、女性の 27.1パーセントと、男女とも3割弱の人がなにかしらの運動を習慣にしていることがわかりました。しかし、年齢層別にみると男性、女性でやや相違点がみつかります。男性で運動習慣のある人の割合は、20代で 30.4パーセント、30代 21.4パーセント、40代17.8パーセントと、年齢層が上がるごとに低下して40代で最低となり、50代は 28.9パーセント、60代 39.5パーセント、70歳以上 35.1パーセントとなっています。一方女性は、20代が最も低く15.1パーセント、年齢層が上がるに従い運動習慣のある人が増え、30代15.5パーセント、40代 21.5パーセント、50代 31.7パーセント、60代 38.1パーセント、70歳以上 31.9パーセントとなっています。

※BMI:Body mass index(ボティー・マス・インデックス)の略で、肥満や低体重(やせ)の判定に用いられる数値です。BMIは、体重 (kg) ÷ 身長 (m) ÷ 身長 (m) によって算出します。25 以上は肥満、18.5 未満はやせと判定されます。BMI22 が理想体重です。

●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ記事掲載ページ

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