2001年06月06日
脳出血などの脳卒中発病時の症状で多いのは、手足のまひ 厚生労働省「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」より
カテゴリー: 脳出血
厚生労働省発表の「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」では、脳卒中や心臓病とその危険因子についての関連を調査しています。まず血圧については、30歳以上の男性の 51.7パーセント、女性の 39.7パーセントが高血圧(最高血圧140mmHg 以上または最低血圧 90mmHg 以上)に該当し、ともに高年齢者層ほど高血圧の人の割合が多くなることがわかりました。また、男性の 28.2パーセント、女性の 23.6パーセントが肥満(BMI※25以上)に該当すること、総コレステロール値が 220mg/dL を超える人の割合は男性 25.7パーセント、女性 34.1パーセントで、男性は 40代前後、女性は 50代以降に高率となる、などの結果が出ています。
脳出血や脳梗塞などの脳卒中発病時の症状をたずねた質問では(複数回答)、‘手足のまひ’が一番多く 44.6パーセントと半数近く、続いて‘その他(しびれ、視野欠損など)’36.5パーセント、‘意識障害’25.3パーセント、‘激しい頭痛’16.1パーセントとなっています。一方、発病時に‘とくに症状なし’という人も13.3パーセントいました。
※BMI:Body mass index(ボティー・マス・インデックス)の略で、肥満や低体重(やせ)の判定に用いられる数値です。BMIは、体重 (kg) ÷ 身長 (m) ÷ 身長 (m) によって算出します。25 以上は肥満、18.5 未満はやせと判定されます。BMI22 が理想体重です。 ●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ/記事掲載ページ