日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
生活習慣病の調査・統計
脂質異常症(高脂血症)の調査・統計

総コレステロール値が 220mg/dL を超える人は、30歳以上の男性の 25.7パーセント、女性 34.1パーセント 厚生労働省「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」より

カテゴリー: 脂質異常症(高脂血症)

 厚生労働省発表の「第5次 循環器疾患基礎調査結果の概要」では、脳卒中や心臓病とその危険因子についての関連を調査しています。

 それによると、総コレステロール値が 220mg/dL を超える人の割合は、30歳以上の男性の 25.7パーセント、女性 34.1パーセントで、年齢層別にみると男性は 40代の 32.0パーセントが最も高く、女性は 50歳以降に急に高くなり、50代で 44.4パーセント、60代には 45.1パーセントが該当することがわかります。

 医師から「血清脂質が高い」といわれたことがある人の血清脂質降下薬服用状況は、‘今まで服用したことがない’が 51.0パーセント、‘継続服用している’が 32.0パーセント、‘以前服用していたが中止した’が12.2パーセント、‘ときどき服用している’が 2.7パーセントでした。

 高脂血症関連以外では、30歳以上の男性の 51.7パーセント、女性の 39.7パーセントが高血圧(最高血圧140mmHg 以上または最低血圧90mmHg 以上)で、ともに高年齢者層ほど高血圧の人の割合が多くなることや、男性の 28.2パーセント、女性の 23.6パーセントが肥満(BMI※25以上)に該当することなどがわかりました。

※BMI:Body mass index(ボティー・マス・インデックス)の略で、肥満や低体重(やせ)の判定に用いられる数値です。BMIは、体重 (kg) ÷ 身長 (m) ÷ 身長 (m) によって算出します。25 以上は肥満、18.5 未満はやせと判定されます。BMI22 が理想体重です。

●詳しくは、厚生労働省のホームページへ→トップページ記事掲載ページ

関連する調査・統計

疾患で見る ▶ 脂質異常症(高脂血症)

2023年07月12日
日本人の自覚症状のトップは男女とも腰痛。高血圧、糖尿病、脂質異常症での通院が上昇! ~国民の健康、介護、貯蓄に関する「令和4年国民生活基礎調査」(厚労省)~
2023年06月01日
健康日本21で日本人はどのくらい健康になった?
~第二次最終報告書と年次推移を図解~
Part 1 メタボリックシンドローム、糖尿病、脳・心血管疾患の目標達成率
2023年01月05日
最新の患者調査(厚生労働省)より、国民の健康状態について分析
2020年12月14日
総コレステロール値が240mg/dL以上の人は男性12.9%、女性22.4%。non-HDLコレステロール値の平均値は男性141.9mg/dL、女性145.9mg/dL 令和1年(2019)「国民健康・栄養調査」より
2020年12月10日
通院者数の上位は、男性は高血圧症、糖尿病、歯の病気。女性は高血圧症、脂質異常症、目の病気 令和1年(2019)「国民生活基礎調査」より
市民公開講演会参加者募集中!
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート