2021年08月20日
【健やか21】新型コロナウイルス感染症第5波 医療体制のひっ迫に際しての妊婦のコロナ感染症に対する対応のお願い(続報)(日本産科婦人科学会など)
キーワード: 女性の健康
新型コロナウイルスが若年者を中心に急速に感染拡大し、連日、多くの都道府県で、若い世代を中心に新規感染者数が過去最高を更新する勢いで増加しています。そのため、新規感染者数の推移と並行して、新型コロナウイルス陽性妊婦も急増しています。
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応(第5版)」(日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会/2020年9月2日発行)および「新型コロナウイルス感染症に対する出生後早期の新生児の対応について(第4版)」(日本新生児成育医学会/2020年10月19日発行)にて指針を示してきましたが、この数週間の感染拡大状況は周産期医療の逼迫状況が一段階進んでいる状況に陥っています。
日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会は、第5波のような感染拡大状況下での新型コロナウイルス陽性妊婦と、その母親から出生した新生児の取り扱いについて、これまで公表されている通達や指針について整理し、声明を発表しました。「再度ご確認いただき、医療資源を最大限有効に使えるようにご協力をお願い申し上げます」と呼びかけています。
なお、「新生児の管理」について、「保健所等で、新型コロナウイルス陽性妊婦から出生した新生児を濃厚接触者扱いするように指導していることがあるようですが、その根拠となる厚生労働省からの通達や関連学会からの指針はありません」とのことです。日本新生児成育医学会からの指針に準拠して対応を行い、地域の保健所や産科-新生児科間で連携するようにお願いしています。
最新トピックス・イベント(2021年 8月19日更新)
- 新型コロナウイルス(メッセンジャーRNA)ワクチンについて(第 2 報)の掲載について(日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会)
- 2021年度厚生労働省委託事業 不妊症・不育症ピアサポーター等の養成研修の実施について(日本助産師会)
- 『子どもを事故から守る!!事故防止ハンドブック』の掲載について(消費者庁)
- 『「スマホを渡しただけなのに…」「家庭用ゲーム機でいつの間に…」子どものオンラインゲーム課金のトラブルを防ぐには?』の掲載について(国民生活センター)
- 「 #学校ムリでもここあるよ」キャンペーンの開始について(NPO法人フリースクール全国ネットワークなど)
- 令和3年度「家族の日」写真コンクールの実施について(内閣府)
- 8/27〜9/2 全国一斉「子どもの人権110番」強化週間の実施について(法務省)
- 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)の更新について(厚生労働省)
- 新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査の掲載について(厚生労働省)
- 障害児の新たな移行調整の枠組みに向けた実務者会議 報告書の掲載について(厚生労働省)
- 小児の新型コロナウイルス感染症の診療に関連した論文の紹介ページの更新について(日本小児科学会)
- 日本の予防接種:定期/臨時予防接種スケジュールの掲載について(国立感染症研究所)
- 「鹿児島市児童生徒の死亡事故に関する調査委員会」報告書(公表版)の掲載について(鹿児島市)
- 子どもとメディア全国セミナーの開催変更について(日本小児科医会)
「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。
平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(〜平成36年度)が始まりました。
「健やか親子21(第2次)ホームページ」は、情報収集や情報を共有することによる交流・連携ができる有用なツールとして、様々な活動に役立つことが目的。