第2回 生活習慣病予防月間講演会 開催リポート
2012年2月3日(金)、東京都千代田区内幸町ホールにて、日本生活習慣病予防協会、セルフメディケーション推進協議会の2団体共催による『医療スタッフ・保健指導スタッフのための生活習慣病予防講演会「アルコールと健康生活 〜大量飲酒の怖さと少酒を目指す指導の実際」』 が開催されました。
開催概要・プログラム
詳しくはこちらをご覧ください » 第2回 生活習慣病予防月間講演会 開催概要
関連情報
参加者の特徴―参加人数、性別、職業―
- 参加人数:112名 ※以下は回収したアンケートを集計したものです
- 性 別 男性:7名、女性103名
- 職 業(重複あり)
医 師:1名、保健師:51名、管理栄養士/栄養士:32名、看護師:23名、薬剤師:2名、理学療法士:2名、衛生管理者:1名、大学教員:1名、人間ドック健診食生活改善指導士:1名、健康関連企業:1名、医学系出版社:1名、その他:2名
講演会リポート
講演会では、3名の先生方にお話しいただきました。
慶応大学名誉教授で日本生活習慣病予防協会理事の猿田享男先生からは、全国生活習慣病予防月間の意義と活用についてお話しいただきました。
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター院長の樋口先生からは、アルコールを飲んでしまう人の心理面を中心に解説していただき、指導の導入段階のアプローチ方法から、予後の観察のポイントなど、指導全般についてお話しいただきました。
講演の最後には、東京慈恵会医科大学総合健診・予防医学センター教授の和田高士先生より、生活習慣病とアルコールについてお話しいただきました。
(写真左から)
猿田享男 先生
樋口 進 先生
和田高士 先生
猿田享男 先生
樋口 進 先生
和田高士 先生
(写真左から)
司 会:安田俊道 先生
座 長:池田義雄 先生
開会の挨拶:村田正弘 先生
司 会:安田俊道 先生
座 長:池田義雄 先生
開会の挨拶:村田正弘 先生
今回は初めての試みとして、ご参加いただいた医療スタッフの方々から質問をいただき、各先生方に直接ご回答いただきました。質問の多くは保健指導に携わる方々からの指導の悩みや症例などで、先生方からのより実践的な意見に、頷きながら傾聴していました。
会場リポート
協賛企業による展示。株式会社タニタ(写真左)、三井製糖株式会社
主なご意見・ご感想(当日のアンケートより)
- たいへん勉強になりました。ありがとうございました
- プレアルコホリック者への介入方法等、具田的に示されていてわかりやすかった
- 樋口先生のアルコール依存症への介入がニコチン依存症の介入にとても役立つと思いました。禁煙支援をしているときに、悩むことがとても多いのですが、「共感する」ことの重要性を感じました
- 初めて参加させていただきましたが、内容がとてもおもしろく、参加してよかったと感じた
- 「飲酒量を減らす指導」はたいへん参考になった。もう少し時間をかけて詳しくお伺いしたい内容だった
- とても参考になりました
- アルコールを減らすための具体的な方法を知ることができてよかった
- ホームページを良く見せていただいていますが、講演ではより詳しい内容でした。勉強できました。せめて休肝日を持って節酒しましょうと勧めても「禁煙できるが禁酒はできない」と言う人がいる。飲まないでいられるように、支援することの難しさを感じています。継続フォローが重要と理解しました
- 具体的なお話が聴けて指導にすぐに役立つ内容だった。いろいろな角度(データ)から飲酒についてみられて理解が深まった
- 参加してよかったです。年に1回の開催を楽しみにしていました
- 面談のときのコーチングの仕方など参考になりました
- 樋口先生の介入方法を聴くことができてよかったです
- 初めての参加でしたが、とても内容の濃い講演でした。とても参考になりました
- 内容もとても役立ちました。勉強する糸口がみつかりました。またアルコールと健康が思っていたより関連が高いことを理解できました
- わかりやすかった
- 具体的な話がたくさんありとても役に立ちそうだと思う
- 具体的な症例を用いて指導方法を伝えてくれるとより役立つと思いました
- アルコールの指導の仕方など、具体的でわかりやすかった
- 共感し、褒めることが大切とわかりました
- 先生方の著書は拝見しているが、やはり直接講演を聴く場があると質問もできてよい
- 飲酒と生活習慣病予防に関心がありました。アルコール1本で2時間のセッションが設立させるのはありがたかったです
- 講演資料等のご要望
- スライドが見づらかった
- 参加登録時のご要望
(2012.02)