2018年09月25日
日本人の28%が65歳以上 女性の高齢者は2000万人超 働く高齢者も最多
キーワード: セルフケア

日本の65歳以上の高齢者の総人口に占める割合は28.1%と過去最高を更新した。
高齢者の総人口に占める割合は、日本は世界でもっとも高い。超高齢化社会への早急な対応が迫られる現状があらためて鮮明となった。
高齢者の総人口に占める割合は、日本は世界でもっとも高い。超高齢化社会への早急な対応が迫られる現状があらためて鮮明となった。
65歳以上の高齢者の人口は3,557万人
「敬老の日」を前に総務省が発表した推計人口によると、65歳以上の高齢者の推計人口は前年を44万人上回る3,557万人で、総人口に占める割合は28.1%と過去最高を更新した。
70歳以上の人口は前年比100万人増の2,618万人だった。総人口に占める割合は20.7%で、はじめて2割を超えた。
70歳以上が5人に1人に相当する割合となった背景に、1947〜49年生まれの「団塊の世代」が2017年から70歳を迎えはじめたことがある。
65歳以上の人口を男女別にみると、女性は24万人多い2,012万人で、はじめて2,000万人を超えた。男性は20万人増の1,545万人だった。

労働市場で高齢者が担う役割が拡大
総人口は前年比27万人減の1億2,642万人で、2011年以降、減少が続いている。
地方や中小を筆頭に企業が深刻な人手不足に直面し、労働市場で高齢者が担う役割も相対的に拡大している。
2017年の高齢者の就業者数は前年比37万人増の807万人で過去最多を記録し、14年連続の増加となった。
65歳以上の人口に占める男女別の就業率は男性が31.8%、女性は16.3%で、いずれも6年連続で上昇した。
人口減少に伴って労働力が不足するなか、高齢者の就業が進んでいる。就業者総数に占める高齢者の割合も12.4%と過去最高だ。

介護をしている高齢者も増加 ネットショッピングも活発に
親や配偶者などの介護をしている15歳以上人口は627万6,000人で、うち高齢者の数は2017年に197万2,000人に上った。
介護をしている高齢者の有業率は25.2%で、2012年から1.2ポイント上昇している。

[Terahata]