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低カロリーレストランと宅配治療食サービスで美味しさと健康を探求

キーワード: 高血圧 脂質異常症(高脂血症) 糖尿病 高尿酸血症/痛風 肥満症/メタボリックシンドローム

カロリーバランスクラブetsu
 (株)ガイアは「美味しさと健康」を探求した「低カロリーバイキングetsu」と宅配治療食サービス「カロリーバランスクラブetsu」を展開している。
管理栄養士が常駐する低カロリーレストラン

 食事療法では、カロリーを適正にコントロールし、栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル)の過不足がないように、栄養バランスを調整することが必要だ。

 しかし、実際には「糖尿病の食事療法は難しくて、覚えられない」「なかなか続けられない」「たまには食べたいだけ食べてみたい」といった声も多い。

 そんな糖尿病患者の声に応えるために、「カロリーバランスクラブetsu」を提供している(株)ガイアは、2006年に日本ではじめての本格的な低カロリーレストラン「糖尿病レストランetsu」を大阪でオープンした。

 現在は、大阪市住之江区のATC(アジア太平洋トレードセンター)で、「低カロリーバイキングetsu」を展開している。

 低カロリーの食事に対し「薄味でおいしくない」という先入観をもっている人が少なくないが、「etsu」の料理はどれもしっかり吟味した味付けがされている。

 医療機関で経験を積んだ管理栄養士と、一流の料亭で腕を磨いた調理師がコラボレーションし、調理法の工夫でカロリーを最大50%抑えながら、味・ボリュームの満足感に徹底してこだわっている。

 食材料は厳選した国産のものを使用、全品自社工場で手作りをしている。

 このレストランでは、単に「食べる」だけにとどまらず、食事療法のアイデアを具体的な実践方法として体験できる取り組みも行っている。

 そのひとつが、オリジナルで開発した「料理エネルギーが表示できる秤」だ。店内で選んだ料理をこの秤に乗せると、栄養価を計算し瞬時に表示する。栄養成分を「見える化」することで、利用者の理解が一段と深まるよう工夫されている。

 また、希望に応じて専属の管理栄養士がマンツーマンで付き添い、料理を前にリアルタイムでの調理方法や料理の選び方、味付けや食べ方など、実生活に結びつくアドバイスをしている。これまでに関西を中心に多くの糖尿病専門病院の「患者会」が見学に訪れている。

低カロリーバイキングレストランetsu
営業時間:ランチタイム 平日 午前11:00〜午後2:30、土日祝 午前11:00〜午後4:30
ディナータイム:平日・土日祝 午後5:00〜午後10:00(年中無休)
大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC(アジア太平洋トレードセンター)
管理栄養士監修のカロリーコントロール宅配食は食事療法の最高の「教材」
 (株)ガイアは「カロリーバランスクラブ etsu」のブランド名で、カロリーコントロール宅配食サービスも全国に向けて展開している。

 このサービスには、カロリー 350kcal、塩分 3g以下に調整した「カロリーコントロール食」と、たんぱく質 15g以下、塩分 2g以下、カリウム 700mg以下に調整した「たんぱく質調整食」がある。

 いずれもカロリー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムなどのバランスに配慮して専属の管理栄養士が栄養管理およびメニュー作成を行っている。

 調理済の冷凍食なので、温めるだけで食べることができ、おいしさや食感、鮮度も大切にしている。

 プロの管理栄養士が作ったカロリーコントロール宅配食は、エネルギー量のみならず栄養素のバランスも完璧に調整され、さらに糖質および塩分も控えているにもかかわらず、不足しがちな野菜(国産品中心)を豊富に使用することで満足の得られる味とボリュームを実現している。

 これらを具体的に体験できるカロリーコントロール宅配食は、最適な「栄養教育」の教材となる。

 例えば、自分の舌で味わうことで、塩加減や甘さといった味付けを体得することができる。この宅配食を食べて「味が薄い」と感じたなら、それは今までの食事では塩分や砂糖を摂り過ぎていたことになる。薄味に慣れてくれば、健康に良いだけでなく、素材の味をよりいっそう楽しめるようにもなる。

カロリーバランスクラブ etsu
  [カロリーコントロール食][たんぱく質調整食
産学連携の研究で効果を実証
 (株)ガイアの「カロリーコントロール食の宅配システム(栄養指導付き)」を使って、兵庫医科大学と名古屋経済大学臨床栄養センターなどが産学連携で共同研究を行った。

 研究を主導したのは、元兵庫医科大学糖尿病・内分泌・代謝科教授、現在、大阪府東大阪市の恵生会病院病院長(兵庫医科大学特別招聘教授)の宮川潤一郎先生らだ。

 カロリーコントロール食を1日1食置き換えることで、摂取カロリーを減らすことができ、体重を減少できることが明らかになった。カロリーコントロール食を2ヵ月間利用することで、平均体重が2%以上低下し、悪玉のLDLコレステロールや中性脂肪の値も低下した。

 血糖コントロールの指標であるHbA1cの平均値も2ヵ月後に低下。医師、管理栄養士、糖尿病療養指導士、看護師との相談や指導のもとで、食事療法を徹底すれば確実に効果を得られることが確かめられた。成果は2016年5月の第59回日本糖尿病学会年次学術集会で発表された。
「etsu登録栄養士」による栄養相談を実施
 産学連携の研究をもとに、電話やインターネットを利用してマンツーマンの栄養相談を行う「etsu登録栄養士」の事業も積極的に推進している。

 「カロリーバランスクラブetsu」は「食・健康・美味」をコンセプトに、レストランと宅配食、さらに管理栄養士らによる栄養相談・指導を実施し、食事療法を確実に実行するためのサービスを展開している。
低カロリーおよび低糖質のスイーツも販売
 「カロリーバランスクラブ etsu」では、ベテランパティシエが独自に開発した特殊製法によって手作りした、低カロリーおよび低糖質のスイーツも販売されている。チーズケーキ(一般商品に比べ57%カロリーオフ)やガトーショコラ(同31%カロリーオフ)、アイスクリーム(同最大45%カロリーオフ)などが人気があるという。

「カロリーバランスクラブetsu」(製造・販売:(株)ガイア)
[Terahata]

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