2016年01月13日
健診を受けない人ほど不健康 女性の4割が未受診 国民健康・栄養調査
キーワード: 肥満症/メタボリックシンドローム 「無煙」喫煙は万病の元 健診・保健指導 女性の健康
厚生労働省の2014年「国民健康・栄養調査」で、過去1年に健診を受けていない人は男性27.8%、女性37.1%であることが分かった。女性では30歳代で46.7%が健診を受けていないことが判明した。また、健診を受けていない人は、受けている人に比べて喫煙率や肥満率、血圧の平均値が高いことなどが判明。健診を受けていない人は不健康であることが示された。
女性の4割近くが健診を受けていない
調査の結果、過去1年に健診を受けた人は男性72.2%、女性62.9%。女性の4割近くが受けていないことが分かった。年齢層別で見ると、女性では30歳代が46.7%と約半数が未受診。一方、男性の未受診は70歳以上が38.6%でもっとも多かった。

健診を受けていない人は不健康
また、健診を受けていない人では、喫煙している割合(男性33.3%、女性10.5%)、運動習慣のない割合(男性70.0%、女性79.8%)、肥満者の割合(男性29.8%、女性24.4%)となっており、いずれも健診を受けている人よりも高かった。
さらに、血圧の平均値も男性138.7mmHg、女性128.9mmHgと高く、健診を受けていない人でより不健康なことが示唆された。

低所得の人ほど健診を受けていない
所得の低い人ほど健診を受けていない割合が高かいという結果も示されている。健康診断を受けていない人の割合を世帯所得でみると、年収600万円以上の男女に比べ、200万円以上~600万円未満(男性27.2%、女性36.4%)、200万円未満(男性42.9%、女性40.8%)となっている。

[Terahata]