2014年06月19日
知っておきたい正しい水分補給 ダイエット炭酸飲料は効果的?
キーワード: 二少(少食・少酒) 三多(多動・多休・多接)

うだるような暑さが続く夏が近づいている。じっとしていても汗ばんできて、体もだるくなりがちな季節。体調を上手にコントロールするには、水分補給が大切だ。しかし、気を付けなければならないのは、高カロリーの清涼飲料を飲み過ぎると、肥満の原因になることだ。
のどが渇いているときのビールはNG 水分補給に良い飲料は何?
のどの渇きは脱水が始まっている証拠であり、渇きを感じる前に水分をとることが必要だ。水分が不足しやすいのは、就寝の前後、運動の前後・途中、入浴の前後、飲酒中あるいはその後など。平均的には、コップの水をあと2杯飲めば、1日に必要な水の量をおおむね確保できる。
近年、夏場は電力不足の懸念からエアコンの使用が控えられ、脱水症予防のため、こまめな水分補給が呼びかけられている。人間の体の60%は水分でできている。人が生命を維持するためには、体内の水分量が一定の基準を保っていなければならない。その働きのひとつに、体温の上昇を制御する体温調節機能がある。
体にたまった熱は、汗をかきその汗が蒸発する時に奪われ、体温が上昇しないようコントロールされる。一方、気温が高かったり運動することで体温は上昇していく。そのため、暑い夏に運動するときは、汗をかくために必要な水分をしっかり補給しておかなければ、体温調節ができなくなる。
水分補給といっても、何を飲んでもよいわけではない。例えばビールは水分補給には適していない。アルコールには利尿作用があり、かえって水分を体外へ排出させる原因になってしまうためだ。同様にお茶やコーヒーに含まれるカフェイン飲料にも利尿作用がある。では何をどう選んで飲めばいいのだろうか?
日常での水分補給で勧められるのは、シンプルに水だ。カロリーがないため、水分補給には最適だ。しかし、塩分が入っていないので、運動時にはあまり向いていない。一方、運動時には、塩分を補給できるスポーツ飲料が勧められる。しかし、糖質を含んだものが多く、通常時に飲むとカロリー過多になるおそれがあるので注意が必要だ。
ダイエット炭酸飲料の減量効果を確認

「健康のため水を飲もう」推進運動(厚生労働省)
[Terahata]