2012年04月26日
8割の医療スタッフ 「非肥満のリスク保有者への対応が必要」との声 [アンケート調査結果]
キーワード: 肥満症/メタボリックシンドローム 健診・保健指導
特定健診・特定保健指導リソースガイドは、特定健診・特定保健指導制度が5年目を迎える今年、これまで厚生労働省の検討会で議論されている「特定健診・特定保健指導制度の見直し項目について」、メールマガジン登録者及びホームページ上にてアンケート調査を実施し、その調査結果を公開した。
厚生労働省では、2011年12月から特定健診・特定保健指導制度の在り方についての検討会を複数回実施しており、4月13日には、これまでの意見をまとめた「中間とりまとめ」を発表している。検討会のなかでは、▽非肥満(腹囲非該当)のリスク保有者の対応や、▽健診項目の見直し、▽特定保健指導のポイント制の在り方などについて議論を重ねてきた。 アンケート調査では、検討会の議論に上がった項目について、見直しが必要と考える理由・意見を保健指導に携わる専門職の方にうかがった。
非肥満(腹囲非該当)のリスク保有者の対応が課題
厚生労働省の検討会で議論されている項目のうち、どの項目について関心があるか聞いたところ、80%以上の方が「非肥満(腹囲非該当)のリスク保有者の対応」を選択した。その理由として、「特定保健指導対象者以外でも多くの要指導者がいることを現場で実感しているため」など、保健指導の現場において“非肥満のリスク保有者”が多くみられるといった意見が多かった。
次いで、多くの関心を集めたのは、「健診項目の見直し(血清クレアチニンの追加)」(59.2%)、「特定保健指導のポイント制の在り方」(45.1%)、「高血圧者、喫煙者に対する保健指導」(45.1%)などの項目が上がった。
また、特定健診・特定保健指導制度の見直し項目について、回答者からいただいたご意見の一部を紹介している。
■厚労省の検討会で議論されている項目のうち、どの項目について関心がありますか?




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