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2月4日は「世界がんデー」 がんは予防できる病気

キーワード: 二少(少食・少酒) がん 「無煙」喫煙は万病の元 三多(多動・多休・多接)

 「世界がんデー」が2月4日に、世界各地で開催された。世界がんデーは、世界保健機関(WHO)のサポートを受け、世界の170ヵ国の2000以上のがん学会、対がん協会、行政機関、研究機関、治療センターなどで構成される世界最大の連合団体である国際対がん連合(UICC)が実施している。
がんの3分の1は予防可能
 2012年の世界がんデーのテーマは「一緒なら、それは可能です(Together it is possible)」。月4日には、ニューヨークのエンパイアステートビルが、シンボルカラーであるブルーとオレンジにライトアップされた。この日、UICCに加盟する各国の医療機関などで、がんの予防と早期発見・治療に関する啓発キャンペーンが展開された。

 世界がんデーに合わせて発表された公式資料には、次のような統計データが含まれている――

  • がんは世界的に主な死亡原因のトップに位置付けられている。世界でがんが原因で死亡した数は2008年は760万人だった。

  • 2030年までにがん有病数は2140万人に増えると予測されている。うち3分の2は低・中所得国に集中している。

  • 2030年までに世界の1200万人が、がんにより死亡すると予測されている。

  • 世界のがんによる経済的な損失は、年間72兆円(8950億ドル)に上る。

  • 健康的な食事、運動の習慣化、禁煙、節酒といった生活習慣の改善により、がんによる死亡の3分の1を防ぐことができる。

  • がんによる経済的な損失のうち、禁煙や節酒、食事の改善などの対策をすることで、1500億円(18億ドル)の負担を減らすことができるとみられている。

  • 政府が主導しがん予防、早期発見・治療を促すプログラムを普及することで、世界中で多くの人をがんから救うことができる。がんによる死亡を回避できる数は毎月60万人に上ると推計されている。

 がんの予防とともに大切なのはがん検診だ。がんは早期・治療により治癒率が上昇する疾患。日本でも厚生労働省が 「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」を定め、がん検診を推進している。がんの種類別に1〜2年に1回、▽胃がん検診、▽大腸がん検診、▽肺がん検診、▽子宮がん検診、▽乳がん検診などを受けることが推奨されている。

 「がんは世界的に急増している。がんは我々の寿命に直接・間接的に影響する、健康上の課題だ。がんの脅威に対策するために、世界規模で対応する必要がある」とUICCのCary Adams事務局長は話す。

 「がんをふくむ非感染症(NCD)による死亡を2025年に25%低下することを、WHOは目標としている。がんには国境はない。がんの予防、早期発見・予防に向けた実際的な対策をしなければならない。我々が力を合わせれば、この壊滅的な疾患に打ち勝つことができるだろう」と述べている。

世界がんデー
国際対がん連合(UICC)

[Terahata]

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