2012年01月19日
認知能力の低下は45歳からはじまる 英仏研究
キーワード: 心筋梗塞/狭心症 三多(多動・多休・多接) 認知症 健診・保健指導

“物忘れが多い”や“単語が出てこない”といった認知能力の低下は60歳あたりから増えると一般的には思われているが、実は45歳頃から始まっている可能性があるという研究を、英仏の研究チームが発表した。医学誌「British Medical Journal」に1月5日付けで発表された。
45歳頃から認知能力の低下は始まっている
ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)とフランスの疫学公衆衛生研究センター(CESP)の研究チームは、1985年に英国で開始された「ホワイトホールIIコホート研究」の一環として、5198人の男性、2192人の女性を対象に1997年からの10年間、観察研究を行った。対象者の年齢は45〜70歳だった。
Timing of onset of cognitive decline: results from Whitehall II prospective cohort study
BMJ 2012; 344 doi: 10.1136/bmj.d7622
[Terahata]