2012年01月06日
健診結果で脳卒中や心疾患を予測 ホームページで無料判定
キーワード: 二少(少食・少酒) 心筋梗塞/狭心症 脳梗塞/脳出血 「無煙」喫煙は万病の元 三多(多動・多休・多接)
大阪府立健康科学センター(大阪市)は5日、血圧やコレステロール値などの特定健診の結果を入力することで、今後10年間の循環器疾患の発症確率を予測できる大阪府民向けのサービスをホームページで開始したと発表した。
予測式は、40歳から69歳で脳卒中や虚血性心疾患の既往歴のない人を対象とした約10年間の疫学調査の結果をもとに作成した。同センターによると、都道府県の市民の健診データをもとにした発症予測サービスは国内初。「大阪は心疾患による死亡率が高く、高齢者では脳卒中が増える。予測をきっかけに、どうすれば脳卒中や心疾患を予防できるのか知ってほしい」としている。 ホームページに年齢や身長、体重、血圧値、コレステロール値、中性脂肪値、糖尿病の有無、喫煙・飲酒習慣などを入力しボタンを押すと、大阪府の市町村国保の平成21年度特定健診データから算出した平均値と比べ、脳卒中や虚血性心疾患などの循環器疾患を何倍発症しやすいかが表示される。府民以外でも利用できる。 特定健診が始まる2008年度以前のデータをもとに予測式を作成したため、「腹囲」は計算項目に含めず、体格指数(BMI)を計算して代用している。今後、腹囲を含めたデータをもとに更新していく予定。 “収縮期血圧(最大血圧)120mmHg”、“降圧薬内服なし”、“LDL-コレステロール120mg/dL”、“HDL-コレステロール50mg/dL”、“中性脂肪50mg/dL”、“糖尿病なし”、“喫煙なし”、“飲酒なし”、“体格指数(BMI)23”を「理想値」として算出して、どれだけ改善すると理想に近づくかも表示する。生活習慣の具体的な改善方法を解説したページにもリンクしている。 大阪府民版 循環器疾患・発症予測ツール(大阪府立健康科学センター)

[Terahata]