一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
ニュース

「糖尿病予備群の段階から動脈硬化は進行」知らない人は6割

キーワード: 糖尿病 三多(多動・多休・多接)

 製薬企業のノボ ノルディスク ファーマは、特定健診や人間ドックなどで「血糖値が高め」などと指摘された40〜50代の男女1200人を対象にアンケート調査を行った。予備群の時から高血糖により動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクが高まっている可能性があるにもかかわらず、4人に1人が「まだ大丈夫」と思っている実態があきらかになった。

 調査は今年9月にインターネットを使い行った。それによると、健診などで「血糖値が高め」、「糖尿病予備群」などと指摘されたにもかかわらず、25.0%は「糖尿病と診断された訳ではないので、まだ大丈夫」と思っていることが分かった。

 また、糖尿病に対する知識・理解度を聞いた質問では、6割以上が「糖尿病の予備群の時から、心筋梗塞や脳梗塞につながる動脈硬化が進行する」(正解率35.8%)ことを知らず、半数以上が「糖尿病の人は心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすい」(同43.8%)ことを知らないことがあきらかになった。

 7割は「糖尿病は40歳を過ぎると発症する危険性が高まる」(正解率29.9%)、8割以上が「糖尿病と診断される前からインスリンを分泌する膵臓の機能は低下している」(同18.8%)といった糖尿病に関する基本的な知識をもっていないことが示された。

 特に、加齢とともに糖尿病の発症リスクが高まることや、予備群の時からインスリンを分泌する膵臓の機能が低下していることを知らない人が多いという結果が示された。

 調査結果について、大西由希子・朝日生命成人病研究所治験部長(糖尿病代謝科)は、「糖尿病を発症していない段階から、検診や検査でわかる血糖値や、過去1〜2ヵ月の平均血糖値を反映するHbA1cをフォローすれば、糖尿病を早期に発見ができ、早い段階で積極的な治療に入ることができる。また、高血糖を放置していると、動脈硬化が進み心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを高めてしまうので、正しい知識を得たり、専門家に相談するなどして、生活習慣を改善することが大切だ」と述べている。

ノボ ノルディスク ファーマ

[Terahata]

関連トピック

疾患 ▶ 糖尿病

2022年01月26日
【新型コロナ】テレビばかり見ていると血栓症リスクが上昇 糖尿病の人は立ち上がって運動を
2022年01月20日
インターバルトレーニングが糖尿病の人の糖代謝を改善 速歩とゆっくり歩きを交互に 脂肪肝も解消
2022年01月20日
糖尿病は認知症リスクを高める 予備群の段階でリスクは上昇 認知症を防ぐ生活スタイルとは?
2022年01月19日
肉やソーセージを食べ過ぎると糖尿病リスクは上昇 植物性食品に置き換えるとリスクは減少
2022年01月13日
糖尿病の人は血糖値が高いと歯を失いやすい 歯の喪失をこうして防ぐ 予備群の段階からご注意

一無・二少・三多 ▶ 三多(多動・多休・多接)

2021年04月16日
自分の身体能力を過信している高齢者は体力が低下しやすい コロナ禍でも体を動かし活発な生活を フレイル予防アプリも公開
2021年04月16日
運動をすると睡眠を改善できるのはなぜ? 日中に活発なウォーキングを1時間行うと効果的 睡眠時の脳波を調査
2021年04月16日
高齢者の「フレイル」は家電の利用状況を調べれば分かる 電気使用を見える化する「スマートメーター」で高齢者の健康をチェック
2021年04月16日
オフィスを活動的にすると「座り過ぎ」が減る 肥満やメタボの検査値も改善 オフィス環境づくりは大切
2021年04月16日
腎臓病を予防・改善するための「8つの法則」 世界の成人の10人に1人が腎臓病 世界腎臓デー
予防月間2022
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート