2011年02月21日
保健指導の7割は栄養指導 [地域保健・健康増進事業]
キーワード: 高血圧 二少(少食・少酒) 脂質異常症(高脂血症) 肥満症/メタボリックシンドローム
厚生労働省は、2009年度に全国の保健所や市区町村で実施された保健指導の状況をまとめ公表した。 健康増進のための保健指導などを受けた人はのべ765万9000人で、そのうち「栄養指導」が528万6000人ともっとも多く、「運動指導」は148万7000人だった。以下は「禁煙指導」(30万5000人)、「休養指導」(11万人)と続く。 健康増進事業の対象となったのは、市区町村に在住する特定健康診査の対象とならない40〜74歳の人や、生活保護世帯に属する75歳以上の人。 全国の保健所や市区町村で実施された健康診査を受診し、個別健康教育を受けた人数は、2009年度は7万8706人だった。うち検査結果から発症予防のための指導が必要と判定された人は、「高血圧症」が約2万3000人、「糖尿病」が約2万2000人となっている。
平成21年度地域保健・健康増進事業報告(厚生労働省)
* 「老人保健法」が「高齢者の医療の確保に関する法律」に改正され、市区町村が健康増進法に基づき実施する健康増進事業が調査の対象となった。そのため2008年度より「地域保健・老人保健事業報告」から「地域保健・健康増進事業報告」にあらためられた。
平成21年度地域保健・健康増進事業報告の概況(厚生労働省)
[Terahata]