2010年09月08日
光ファイバ+テレビ電話 遠隔健康管理の実証実験 【福島県】
福島県南会津町、三春町、福島県、NTT東日本福島支店は、光ファイバの通信網を活用し住民に対する健康・医療サービスの向上をはかる「光ファイバ網活用による地域課題解決検討事業」の実証実験を開始すると発表した。
テレビ電話や歩数計、体重計を活用
実証実験では、南会津町と三春町の住民を対象に、テレビ電話を利用した遠隔健康管理・相談を実施する。実験に参加する住民に「歩数計」を配布し、集会所などに設置する「体重計」や「血圧計」から得られる数値を、専用サーバに登録してもらう。これらをもとに町の保健師が、テレビ電話を利用し遠隔の住民に保健指導・健康相談を行う。
テレビ電話で住民と情報をリアルタイムに共有することで、わかりやすい保健指導・健康相談が行えるようになるという。また、この実証実験では「共同利用方式」を採用。各町が同じシステムを共同利用することで、小規模運用から町全体への本格運用まで、サービスを段階的に導入できるようにした。
今後は、実施地区の拡大や、住民の自宅での検査機器の設置を検討し、より多くの住民に対し利便性の高い遠隔保健指導・健康相談を行えるようにするという。町内住民の健康増進をはかるり、増加する医療費の抑止を目指す。今年6月に実証実験に関わる協定を締結し、8月12日より実証実験を本格開始する。

光ファイバ網を利用した遠隔健康管理のイメージ
光ファイバ網を利用した遠隔健康管理に関する実証実験について(NTT東日本)

[Terahata]