一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
ニュース

ナッツ類を食べると脂質レベルが改善 米研究

キーワード: 脂質異常症(高脂血症) 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム 動脈硬化 心筋梗塞/狭心症 セルフケア 健康食品

 ナッツ類をよく食べる人では血中コレステロールなどが低い傾向があることが、25の試験のデータ分析により示されたとする研究が、米国医師会が発行する医学誌「Archives of Internal Medicine」5月10日号に発表された。

 アーモンド、クルミ、ピーカンなどのナッツ類は、脂質を多く含む多脂性食品で、少量でもカロリーの多い食品だ。しかし、植物性蛋白質、不飽和脂肪酸、食物繊維、ミネラルなども豊富に含まれる。ナッツ類に含まれる抗酸化作用をもつ栄養素や植物ステロール(フィトケミカル)が、血中のLDLコレステロールを低下させ、善玉と悪玉のコレステロールのバランスを改善すると考えられている。
ナッツ類は健康的な自然食品
ȥٸľءģ 2010.08.03
ȥۻԾ줬θ转ͽɤϷĴ 2010.04.27
򹯿ʤλԾ쵬Ϥ17700 2010.04.01
򹯿ʡɽȤƳģ 2010.03.09
Ʀեܥ٤ꥹ㲼 2010.02.08
 ローマリンダ大学(カリフォルニア州)のJoan Sabate博士らは、7ヵ国の19〜86歳の男女583人を対象に行われた25の研究を分析し、ナッツ類の摂取とコレステロール値との関連を調べた。対象者は脂質異常症の薬物治療を受けていなかった。

 その結果、ナッツ類を1日に平均67g食べる人では、総コレステロール値が平均5.1%低く、悪玉とされるLDLコレステロールも7.4%低かった。また、LDLコレステロールの8.3%が善玉とされるHDLコレステロールに変化しており、善玉と悪玉の比率が改善していた。さらに、中性脂肪値が150mg/dL以上と高い人では値が10.2%も下がっていた。

 「食べるナッツの種類に関わらず、ナッツ類をよく食べる人では、血中脂肪値が改善していた。特に西洋式の食事をよくとっており、LDLコレステロール値が高く、BMIの低い肥満型でない人で、ナッツ類の摂取が効果をもたらす傾向がみられた」とJoan Sabate氏らは述べている。

 コレステロールや中性脂肪は血液中では「リポ蛋白」として存在する。悪玉のLDLコレステロールは低比重リポ蛋白で、動脈硬化の原因となる。「食事に介入し、血中コレステロールを低下させ、リポ蛋白(リポプロテイン)を改善することは、冠性心疾患の予防と治療の基本となる」とSabate氏は話す。

 人類がナッツ類を食べてきた歴史は長いが、現在では健康的な自然食品として見直されている。研究者らは「ナッツ類の摂取が血中脂肪やコレステロールを低下させ、冠性心疾患の危険を減らす可能性がある」と結論付けている。

Nut Consumption and Blood Lipid Levels
Archives of Internal Medicine, 2010, 170(9) 821-827
International Tree Nut Council Nutrition Research & Education Foundation(INC NREF)
国際ツリーナット栄養研究・教育財団(INC NREF)

[Terahata]

関連トピック

疾患 ▶ 糖尿病

2022年01月26日
【新型コロナ】テレビばかり見ていると血栓症リスクが上昇 糖尿病の人は立ち上がって運動を
2022年01月20日
インターバルトレーニングが糖尿病の人の糖代謝を改善 速歩とゆっくり歩きを交互に 脂肪肝も解消
2022年01月20日
糖尿病は認知症リスクを高める 予備群の段階でリスクは上昇 認知症を防ぐ生活スタイルとは?
2022年01月19日
肉やソーセージを食べ過ぎると糖尿病リスクは上昇 植物性食品に置き換えるとリスクは減少
2022年01月13日
糖尿病の人は血糖値が高いと歯を失いやすい 歯の喪失をこうして防ぐ 予備群の段階からご注意

疾患 ▶ 肥満症/メタボリックシンドローム

2021年12月15日
「早食い」は肥満や体重増加につながる ゆっくり味わって食べるとエネルギー消費量を増やせる
2021年12月10日
肥満は糖尿病の人にとって大敵 体重をコントロールして糖尿病を改善 成功するためのコツは?
2021年11月10日
新型コロナウイルス感染拡大の陰で起きている体調変化や生活習慣に関する最新調査
2021年10月19日
【新型コロナ】糖尿病と肥満の人はなぜ重症化しやすい? 感染と重症化を防ぐためにこれが必要
2021年10月01日
肥満の人は日常生活動作(ADL)が低下しやすい 健康寿命も短縮 若い頃から健康な生活で対策を

疾患 ▶ 脂質異常症(高脂血症)

2021年07月28日
糖尿病はアルツハイマー病の危険因子 脳を活性化して予防 新しいことにもチャレンジ
2021年04月16日
人工知能(AI)により生活習慣病の将来リスクを予測 保健指導での意識・行動の改善に貢献 国際医療研究センターなどが共同研究
2021年04月16日
自分の身体能力を過信している高齢者は体力が低下しやすい コロナ禍でも体を動かし活発な生活を フレイル予防アプリも公開
2021年04月16日
運動をすると睡眠を改善できるのはなぜ? 日中に活発なウォーキングを1時間行うと効果的 睡眠時の脳波を調査
2021年04月16日
オフィスを活動的にすると「座り過ぎ」が減る 肥満やメタボの検査値も改善 オフィス環境づくりは大切

疾患 ▶ 心筋梗塞/狭心症

2021年09月10日
コーヒーを1日に最大3杯飲むと脳卒中や心臓病のリスクが低下 糖尿病の人にもベネフィットが
2021年03月11日
健康寿命を伸ばすための10の方法 こうすれば健康に長生きできる 国立医療研究センター6機関が提言
2021年02月18日
WHOが「世界の死因トップ10」を発表 心臓病が1位に 糖尿病と認知症も上位に 食事と運動で予防・改善
2021年02月09日
くるみなど植物由来のオメガ3脂肪酸を豊富に含む食生活で心筋梗塞後の死亡リスクが低下
2020年12月24日
【新型コロナ】年末年始は「真剣勝負の3週間」 みんなで危機感を共有しコロナ収束の突破口に

テーマ ▶ 健康食品

2022年01月19日
食後血糖の急激な変動(血糖値スパイク)を抑える健康食事法 「スローカロリー食ライフ」キャンペーン実施中!
―豪華賞品とスローカロリー商品詰合わせをプレゼント。2022年2月16日まで!
2020年11月25日
スローカロリー研究会Webセミナー「ロードレースとスローカロリー ギネス世界記録への挑戦 」を公開中!
2020年10月26日
「ブルーベリー」のポリフェノールに免疫を調節する作用 炎症性腸疾患の予防や治療につながる可能性
2020年08月28日
【新型コロナ】ポビドンヨードを含むうがい薬がコロナに効く? 薬局などで売り切れが続出
2019年06月28日
【PR】
尿酸値が気になる人へ!
尿酸値の上昇を抑える「PA-3乳酸菌」活用のススメ

テーマ ▶ セルフケア

2021年05月06日
【健やか21】児童生徒の新型コロナウイルスへの感染状況や学校の感染症対策など感染症の専門家へのインタビュー動画の公開について(文部科学省)
2021年02月26日
【健やか21】学会からの提言「新型コロナ感染症拡大予防のために- 園や学校現場等における 歯みがき・うがい・食べ方について -」の掲載について(日本小児歯科学会)
2020年10月30日
【健やか21】4人に1人は食習慣・運動習慣を「改善するつもりはない」
2019年09月12日
認知症患者を介護する家族は睡眠不足になりやすい 睡眠は保健指導で改善できる
2019年08月23日
「ワークライフバランス」の改善の効果 生活満足度は女性より男性で改善 34ヵ国を比較

疾患 ▶ 動脈硬化

2021年03月11日
健康寿命を伸ばすための10の方法 こうすれば健康に長生きできる 国立医療研究センター6機関が提言
2021年02月18日
WHOが「世界の死因トップ10」を発表 心臓病が1位に 糖尿病と認知症も上位に 食事と運動で予防・改善
2021年02月18日
ウォーキングなどの運動は「1日にわずか12分」でも効果がある 運動など生活スタイル改善の指導を容易に
2020年12月14日
肥満や糖尿病に「コーヒー・緑茶・アルコール」は良い・悪い? どれくらい飲むと健康効果を期待できる?
2020年11月26日
納豆などの「発酵性大豆食品」が循環器疾患や脳卒中のリスクを低下 日本人8万人を調査
予防月間2022
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン
新型コロナウイルス関連

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート