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男性サラリーマンの4割が「メタボが仕事に悪影響」

キーワード: 肥満症/メタボリックシンドローム 脂肪肝/NAFLD/NASH

 メタボリックシンドロームと判定される30〜40代の男性サラリーマンの約4割はメタボが仕事に悪影響を及ぼしていると感じている。95%は「メタボを改善したい」と考え、うち60%は「すぐにでも改善したい」と積極的だが、実際に日常的にセルフケアしている割合は半数以下――こんな実態が、「糖転移ヘスペリジン・ビタミンP研究会」のインターネット調査で明らかになった。

 調査は2010年1月に実施。メタボリックシンドロームと判定された30〜40代男性サラリーマン400人から回答を得た。

 それによると、「仕事が原因でメタボになった」と感じている人は37%、「メタボが原因で体調不良や欠勤など悪影響を及ぼしている」と感じている人が38%で、3人に1人以上が仕事とメタボの関連を強く意識している。

 また、「メタボ改善のため、日頃からセルフケアをしていますか?」と聞いたところ、58%が「いいえ」と回答。また、メタボと判定されても76%は医療関係者に相談していないことが分かった。その理由は「セルフケアによって改善したい」(34%)、「通院する時間がない」(28%)、「治療費が高額」(14%)が多かった。

 職場での慢性的なストレスが強い人ほど、メタボリックシンドロームの発症リスクが高まるといわれるが、忙しいサラリーマンの多くは、生活習慣の改善に積極的に取り組めていない現状が窺える結果になった。

 この結果について、大阪大学医学部附属病院病院の山下静也教授(循環器内科)は「メタボシックシンドロームでは、抱える危険因子が多いほど重篤な疾患を発症するリスクが高くなる。治療が必要な状態になる前に、まずは生活習慣を改善し正しいセルフケアを行うことが重要だが、多忙なサラリーマンの中には、運動や食事コントロールなどの基本的なセルフケアにさえ手が回らないという人もいる」と述べている。

 調査を実施した「糖転移ヘスペリジン・ビタミンP 研究会」は、機能性素材である「糖転移ヘスペリジン」の研究や情報発信を行う医師や研究者で構成される研究会。ヘスペリジンは、ミカンなどの柑橘類の皮に多く含まれている多機能ポリフェノールで、機能性素材として期待されている。

 今回の調査発表では「機能性素材を摂取するのもセルフケアの1つの選択肢。メタボは単なる肥満ではない、という正しい認識を持ち、基本的な生活習慣改善に加えて身近にある機能性素材も利用し、多忙なサラリーマンにも効果的なセルフケアに取り組んでもらいたい」としている。

[Terahata]

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