一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 JPALD
生活習慣病とその予防
主な生活習慣病
ニュース

牧場で小児肥満を治療 肥満ホースプログラム 【大阪】

キーワード: 肥満症/メタボリックシンドローム 三多(多動・多休・多接)

 関西医科大学健康科学センター(大阪府枚方市)は、新しい小児肥満治療として、牧場と連携した「キッズOB(肥満)ホースプログラム」を7月と8月に実施した。

 プログラムの参加者は、体格指数(BMI)が25以上の小学校4年生から6年生の児童。3泊4日の入院で、管理栄養士による食事指導、運動指導士による運動指導、臨床心理士によるカウンセリングを受ける。親も参加可能で、治療中の児童は主治医の紹介状を得て受診する必要がある。

 参加した児童は終了後も、外来で医師の診察や管理栄養士による食事指導などを半年間続ける。費用は、関西医大入院費用が約5万6000円(3割負担)、牧場でのプログラムが1万2000円程度。

 プログラムの狙いは生活習慣を見直してもらい、減量をはかることだが、ユニークなのは病院に隣接した牧場での馬の世話や触れ合いを通した「心と体の治療」を目標としていること。

 協力したNPO法人ホースフレンズは、馬とのふれあいを通して身体活動を増やしストレス解消にもなる「ホース・アシステッド・セラピー(乗馬療法)」を2007年より開始した。馬の世話や厩舎の掃除、馬具の手入れなどの体を使う作業は身体活動量が高く、乗馬は適度な有酸素運動になるとしている。

 生活習慣病の予防や、肥満症や糖尿病など慢性疾患の管理では、運動や身体活動、食習慣などの細やかな個別指導が有用となる。木村 穣・関西医科大学健康科学センター教授らは、早くから地域のフィットネスクラブなどと連携し、運動の習慣化を促進するネットワークを立ち上げ、2008年には運動指導にあたる医療スタッフら人材育成や教育を活動目的に含むNPO法人「日本メディカルパーソナルサポート協会」を設立した。

 今回の牧場での小児肥満治療プログラムについて、木村教授は「肥満や生活習慣病では、患者の個々の気質や性格に加え、ストレスなどが影響しているケースが多い。予防医学プログラムではメンタル面でのサポートも重要だ」としている。

関西医科大学健康科学センター
NPO法人ホースフレンズ
日本メディカルパーソナルサポート協会

[Terahata]

関連トピック

疾患 ▶ 肥満症/メタボリックシンドローム

2022年07月04日
子供の頃の運動不足が中年期以降の認知症に影響 運動は認知能力を高める 健康改善は早いほど良い
2022年06月13日
食品のカロリー表示が肥満やメタボのリスクを減少 誰もがチーズバーガー3個分を食べ過ぎている?
2022年06月13日
睡眠不足が「内臓脂肪型肥満」の引き金に 睡眠を回復しても短期では元に戻らない
2022年05月16日
「運動」と「お酢」を組合わせると体重・高血圧・血糖が改善 保健師監修の「毎日運動プラン」を実施
2022年05月16日
妊娠中の運動が産まれる子の肥満や糖尿病のリスクを低減 妊娠期の運動で次世代の健康も守れる

一無・二少・三多 ▶ 三多(多動・多休・多接)

2021年04月16日
自分の身体能力を過信している高齢者は体力が低下しやすい コロナ禍でも体を動かし活発な生活を フレイル予防アプリも公開
2021年04月16日
運動をすると睡眠を改善できるのはなぜ? 日中に活発なウォーキングを1時間行うと効果的 睡眠時の脳波を調査
2021年04月16日
高齢者の「フレイル」は家電の利用状況を調べれば分かる 電気使用を見える化する「スマートメーター」で高齢者の健康をチェック
2021年04月16日
オフィスを活動的にすると「座り過ぎ」が減る 肥満やメタボの検査値も改善 オフィス環境づくりは大切
2021年04月16日
腎臓病を予防・改善するための「8つの法則」 世界の成人の10人に1人が腎臓病 世界腎臓デー
川柳募集2023
明治PA3
新着ニュース

トピックス&オピニオン

Dr.純子のメディカルサロン こころがきれいになる医学
保健指導リソースガイド
国際糖尿病支援基金
糖尿病ネットワーク 患者さん・医療スタッフのための糖尿病の総合情報サイト
糖尿病リソースガイド 医師・医療スタッフ向け糖尿病関連製品の情報サイト
日本健康運動研究所 健康づくりに役立つ情報満載。運動理論から基礎、応用を詳細に解説
セルフメディケーション・ネット セルフメディケーションの基礎から薬の知識までさまざまな情報を提供
日本くすり教育研究所 小・中学校で「くすり教育」を担う指導者をサポート