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40歳以上の男性の半数以上がED(性機能低下)を自覚

キーワード: 高血圧 脂質異常症(高脂血症) 糖尿病

 40歳以上の男性の過半数が性機能の低下を感じており、年齢が高くなるにつれED(男性機能低下)のリスクが高まることが、製薬会社のファイザーが行ったアンケート調査であきらかになった。

 アンケートはED(男性機能低下)治療薬であるバイアグラの日本での発売10周年を記念し、同社が今年3月から5月に実施した「硬さは男の勲章!」キャンペーン上で行ったもの。全国の成人男性7710人が回答した。
ED(男性機能低下)の潜在的患者数は1130万人
 EDは「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」を指す。同社によると、日本では40〜70歳の男性の半数以上が何らかの原因でEDになっており、潜在的な患者数は1130万人に達するという。

 アンケート調査では「40歳以上の約7割が勃起時の硬さに自信がない」、「40歳以上の約7割が性交時に十分な勃起の硬さが得られずに失敗した経験がある」など、ショッキングな結果が示された。

 高血圧や脂質異常、肥満、糖尿病などの有病者は、年齢が50歳頃から増え始める。生活習慣病とEDとの関連が気になるが、健診などの検査で異常値が出た人は、EDの可能性が高いという結果になった。

 検査などで高血圧・高コレステロール・高血糖を指摘されたことのある人の63%が「勃起時の硬さに自信がない」と回答し、検査で異常が出なかった人(47%)よりも高い割合を示した。また、55%が「EDかもしれないと思ったことがある」と答え(異常なしでは39%)、61%が「勃起が不十分でセックスが上手くいかなかったことがある」と答えた(同45%)。

メタボも男性機能低下のリスク要因に
 また、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)も性機能を低下させるリスク要因となる可能性がある。メタボと診断されたことがある人の66%が「勃起時の硬さに自信がない」、57%が「EDかもしれないと思ったことがある」、64%が「勃起が不十分でセックスが上手くいかなかったことがある」と回答し、それぞれ診断されたことがない人より高かった。

 調査結果について、永尾光一・東邦大学医学部泌尿器科准教授は「男性の性機能は、年齢と共に低下していく傾向があり、それに伴ってEDのリスクが高まります。EDは加齢以外にも、運動不足や不規則な生活、過度な飲酒や喫煙など、生活習慣の乱れが原因になることが多い。特に高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病はEDを引き起こす大きな一因となります。生活習慣病のリスクを有する方は十分な注意が必要です」と話している。

 アンケートは、米国で開発された5段階の「勃起の硬さスケール」(EHS)を参考にして行われた。EHSは、医療現場でEDスクリーニングや治療効果測定に広範に使用されることが期待されている。EHSを理解しやすいように、グレード0〜1を「こんにゃく」、グレード2を「みかん」、グレード3を「グレープフルーツ」、グレード4を「りんご」に置き換えて質問された。

ファイザー(株)
ED-info(EDの理解からバイアグラの適正使用まで〜ゆたかなカップルライフのために〜)(ファイザー(株))

[Terahata]

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