2009年10月09日
肥満対策は「ファーストフードの制限」では効果なし 米調査
キーワード: 肥満症/メタボリックシンドローム

肥満や過体重が急増している米国で、肥満に対策する政策の動向が注目されている。カリフォルニア州ロサンジェルス郡は昨年8月に、ファーストフード店を制限する法令を施行したが、「こうした対策だけでは市民の食習慣の改善や肥満抑制の効果を得られない」との調査報告が発表された。
食習慣をめぐる環境整備も必要
米国では肥満者が爆発的に増えている。肥満の割合は、1960年には成人人口の13%に過ぎなかったが、2003−04年には34%に増加した。肥満や過体重は、心臓病、2型糖尿病、がんなどの病気の発症と深い関連があり、医療費の増加に影響している。
[Terahata]